導電率から溶液の濃度がわかりますか?

    一定温度において、溶液の濃度と導電率との間には一定の関係があり、 導電率測定値から溶液の濃度を求めることができます。ただし電解質溶液は一般的に高濃度において、その導電率が極大値をとるため、1つの導電率値に対応する溶液の濃度が2つ存在することになり注意を要します(次図参照)。


    NaCl濃度も測定できますか?

    上記のように、導電率とNaCl濃度との関係が一定温度において関係があり、NaCl濃度の測定が可能です。ただしNaCl以外に電解質(カリウムやマグネシウム)が含んでいる場合、それによる導電率値もNacl濃度として換算することになるため注意が必要です。


    NaCl濃度と導電率の関係は?

    下表を参照ください。

    NaCl濃度と導電率値について(at25℃)

    NaCl濃度(w/v)%

    導電率(S/m

    0.1

    0.20

    0.2

    0.39

    0.3

    0.57

    0.4

    0.75

    0.5

    0.92

    0.6

    1.09

    0.7

    1.26

    0.8

    1.43

    0.9

    1.60

    1.0

    1.76

    1.1

    1.92

    1.2

    2.08

    1.3

    2.24

    1.4

    2.40

    1.5

    2.56

    1.6

    2.71

    1.7

    2.86

    1.8

    3.01

    1.9

    3.16

    2.0

    3.30

    5.0

    6.72

    10.0

    12.11

    15.0

    16.42

    20.0

    19.57

    25.0

    21.35

    NaCl濃度表示機能のある機種がありますが、これらの機種ではNaCl以外の電解質は検知しないのですか?

    導電率として検出される物質はすべてNaClとして表示します。あくまでもサンプルの導電率から相当するNaCl濃度に換算する機能であることに留意ください。しかし、NaClを主成分とするサンプルであれば、上記のように濃度換算を行い、品質管理や検査などにご使用いただけます。


    NaCl濃度を測定する際のセルの選択は?

    NaCl濃度が0~0.5%までの場合…セル定数10 m-1(0.1 cm-1
    NaCl濃度が0~5.0%までの場合…セル定数100 m-1(1 cm-1
    NaCl濃度が0~20%までの場合……セル定数1000 m-1(10 cm-1


    硫酸が40%以上の濃度になると導電率が下がるのはなぜですか?

    溶液の濃度から導電率値を決めることができ、各溶液によって各々の特性を示します。一般的に電解質溶液は、塩類効果により高濃度において極大値をとり、硫酸の場合には濃度40%が極大値となります(詳細は導電率測定の応用-溶液の濃度測定を参照してください)。


    塩分濃度換算はNaCl濃度換算のことですか?

    必ずしもNaCl濃度換算のみではなく導電率と標準海水の塩分濃度、温度の関係から算出しているものもあります。したがって、海水と成分が大きく異なるようなサンプルの場合は、正しく表示されませんのでご注意ください。各機種の取扱説明書を参照して確認してください。



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