エミッション計測
最新の排出ガス法規適合やブレーキダスト計測、耐久性評価のために必要な分析計やダイナモメータ、テストオートメーションシステムなどの評価設備を提供します。
マイクロトンネル
フィルタでエンジン排ガスからのPMを採取する装置です。汎用エンジンから大型エンジンまで、さまざまなエンジン計測に対応します。
MDLT-ONEは、エンジン排ガス中の粒子状物質(PM)の捕集装置です。
エンジン排ガスの一部を、もとの排ガス流量と採取排ガス流量との比率が常に一定になるように採取し、空気により一定流量に希釈する、分流希釈方式を採用。本方式により、最新規制の測定法に対応しながら、小型の希釈トンネルシステムを実現しました。
また、高精度なベンチュリ流量計とピエゾバルブの組み合わせにより、高速な流量制御応答が可能です。
※オプションのため、ご購入時にご相談ください。
・HVなど低排気量車両のエンジン挙動解析に有効
・マイクロトンネルによる中軽量車両のPM計測も可能
エンジン適合及び触媒開発
ISO-16183規格準拠
EU:Euro IV (重量車)
日本:ポスト・ポスト新長期規制
北米:40 CFR Part 1065/1066
PM捕集方法 | 分流希釈方式 |
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希釈制御モード | 分割比一定モード(トランジェント、定常) / 希釈比一定モード(定常) / 任意流量制御モード |
希釈制御方式 | リアルタイム制御方式 / 予測制御方式 |
排ガス流量信号 | 0〜10Vアナログ入力、アイソレート済信号 |
排ガス流量 qmdew | 25〜80L/min※1(20 ℃、101.3 kPa換算での流量) |
希釈比精度 | CO2での誤差±5%以内 希釈比15の時、以下の希釈排ガス流量 qmdewにて53〜80L/min(20 ℃、101.3 kPa換算) |
PM排出質量計算※2 | 積算流量値・平均希釈比等を用いたPM排出質量(g/test、g/kWh)算出、およびデータ保存 |
装置構成 | 本体架台:マイクロダイリューショントンネル架台 操作ユニット:PC、モニタ、キーボード、マウス(テーブルは除く) |
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ユーティリティ | 精製空気:希釈用空気、400〜700kPa、オイルフリー流量、100L/min以上(20 ℃、101.3kPa換算) |
電源 | 本体架台:AC100/115/120/200/220/230/240V、50/60 Hz、単相 操作ユニット:AC 100/110/120/200/220/230/240 V、 50/60Hz、単相 |
消費電力 | 本体架台:最大3.0kVA 操作ユニット:最大0.5kVA |
外形寸法 | 本体架台:570(W)×730(D)×1700(H)mm 操作ユニット設置用スペース:900(W)×500(D)mm、テーブル別 |
質量 | 本体架台:約300kg(操作ユニット除く) |
フィルタライン数 | DLT架台:最大6ライン(サンプル5、バイパス1) |
フィルタホルダ | ・φ70mmタイプ:直径70mm、有効径60mm ・φ47mmタイプ:直径47mm、有効径38.8mm(※1)(いずれもバックアップフィルタ有りも可能) |
サンプル圧力 | 大気圧〜40kPa、排気ラインの背圧1kPa以下 |
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オートフィルタチェンジャ※3 | PM捕集フィルタ(φ47mm)自動交換装置 |
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フィルタ前切り替えバルブ | フィルタ前にエアバブルを追加 / バイパス状態でのサンプルフィルタの交換用 |
HOSTインタフェース※3 | LAN通信(PC標準装備10BaseTポート使用) / IEEE802.3(ISO880 2/3)仕様に準拠 |
希釈用空気温調機/コンプレッサ |
※1 フィルタ表面流速の規定値(100cm/s以下)より、φ47mmフィルタを使用する場合、体積流量換算で65L/minにする必要があります。
※2 PM排出質量計算にはPM捕集量の入力が必要です。エンジン出力あたりでの表示(g/kWh)時にあわせてエンジン出力(kW)も入力して下さい。
※3 ご購入時にHORIBAにご相談下さい。