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すぐに安心!食品を自らチェック

2011年9月 4日


容器に入れるだけ 放射能判定キットを開発
高精度でも安価な『ラディ』専用キット

当社は、環境放射線モニター“ラディ” (*1)と組み合わせることで食品や土壌の放射能を検査する「放射能判定キット」を開発しました。従来、同モニターは放射性物質から出る放射線量を0.001〜9.999マイクロシーベルト/時で測定していましたが、同製品をそのまま専用容器にセットして放射性物質の検査で指標とされているベクレル値に換算できるキットを開発。食品を中心に放射性物質の検査ニーズが高まる中で、検査機関に検査を依頼する以外にも、使用者の手元で試料の簡易判定をする機会を低価格で提供します。それにより迅速な品質検査とともに、食の安心・安全につながればと願っています。本キットは、主に農林事業者向けに10月上旬発売予定。

放射線測定器の需要の高まり

今年3月に発生した東日本大震災以降、放射線測定器の需要が急伸しており、当社では環境放射線モニター“ラディ”の生産能力を週1,000台(従来は年間100台生産)に引き上げ、早期の製品提供に努めてきました。同製品は、手のひらサイズで簡単に持ち運べる簡易タイプの中でも、高感度なシンチレーション式(0.001〜9.999マイクロシーベルト/時)で精度が高いため、学校や自治体、企業、個人の使用者が生活環境の放射線測定に使用しており、これまで10,000台を超える製品を提供しています。
このたび、食品や土壌の放射能を検査する「放射能判定キット」を開発し、徳島大学の佐瀬卓也講師らと判定技術の確立を進めています。放射性物質検査ニーズが高まる中で、事業者が自ら簡易判定できる同キット(専用容器およびマイクロシーベルト/時のベクレル値換算ガイド)を10月上旬に発売予定です。

食品に対する放射性物質の検査

昨今の放射能漏れ事故を受け、検査機関では、食品の放射性物質検査ニーズへの対応が急務となっています。検査機関では、簡易検査と精密分析の2階層の検査が行われており、堆肥や農水産物や牛肉、汚泥など多種多様な試料の検査が行われています。
検査に当たっては、厚生労働省医薬局「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づき、サーベイメーターを用いた簡易検査では精密分析の必要性の有無が判定されています。また、ゲルマニウム半導体検出器を用いた精密分析では、試料のベクレル値を測定し、国の暫定基準値と定量的に比較検査されています。
一方で、事業者でも自ら放射能の検査できる方法を求められています。当社はこのニーズに対して、簡易検査と同等の判定能力がある判定キットを低価格で提供することで、迅速な品質検査とともに、食の安心・安全につながればと願っています。

環境放射線モニターと判定キットの特長

  1. 小さくて持ちやすい、簡単操作
    手のひらサイズと小型で、電源ボタンを押すだけで測定値を表示。判定キットも小型軽量。
  2. 高精度に微量な放射線まで測定
    線量当量率の測定範囲が0.001〜9.999マイクロシーベルト/時と微量な放射線まで測定可能。専用容器で本体検出部と測定対象物との位置関係が決まるため、放射性物質の簡易な検査可能。
  3. シーベルトをベクレルに換算できる
    ベクレル値換算ガイド(検量線)を提供し、放射線量から放射能の量(ベクレル値)に換算可能。

用途

土壌の放射能を判定/除染作業の効果の確認/食品の簡易判定など

キットの主な仕様

付属品

専用容器、マイクロシーベルト/時からのベクレル値換算ガイド(検量線) 、説明書

容器外寸

直径 168ミリメートル × 高さ185ミリメートル(突起物除く)

容器素材

塩化ビニール(鉛など遮蔽材は入っていません)

試料量

1000立方センチメートル(1リットル相当)

備考

ラディを所有する方は本キットを使用可能。

希望販売価格(税抜)

放射能判定キット:税抜25,000円(税込26,250円)
【ご参考:ラディ本体と同時に購入すると税抜150,000円(税込157,000円)】
(なお、当社からの直接販売はいたしません。お問い合わせは、カスタマーサポートセンター0120-37-6045までご連絡ください。)

用語解説
(*1)環境放射線モニター“ラディ”PA-1000
環境放射線を測定する“ラディ”は、理科教材向けに2009年4月発売。【希望販売価格12万5千円(税抜)】検出部にCsI(ヨウ化セシウム)シンチレータを採用し、測定範囲が0.001〜9.999マイクロシーベルト/時と微量な放射線を高精度に測定可能。同様の測定精度を持つNaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレータの測定機器と比べ、3分の1以下の低価格で小型化を実現。小中学生の理科実験での利用を提案している。

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