中国市場に本格参入 7月 中国に100%出資の現地子会社設立

|   ニュースリリース

当社は、グループの生産および部材品供給の重要拠点とする狙いで、中国 上海に販売・サービスおよび生産を行なう現地法人

「厚利巴(ホリバ)儀器(上海)有限公司」
(英文名称:HORIBA INSTRUMENTS (SHANGHAI) CO.,LTD.)

を、7月下旬に設立します。
中国国内市場での販売・サービス活動を展開するだけでなく、来年からは同国向けの生産を開始する計画です。さらに、将来的には他の子会社からの生産委託も進め、グループ全体の生産の重要拠点として位置づける構想です。


中国においては、1995年の北京事務所開設を皮切りに、市場調査および販売促進活動をすすめ、2001年には上海にも拠点を追加するなど、経済急成長に呼応した事業拡大をしています。これからも更に需要拡大・ビジネスチャンス増大が予想されることから、迅速にかつ価格面で打勝つ製品の販売ならびに供給体制を構築し、現地ニーズに現地で即応するため、同国(上海)に現地法人を設立します。
さらに、グローバルな製品・部材品供給基地としても位置づけており、小型製品を中心に、当社製品のみならずエステック(マスフローメーター)やABX社(血球計数装置)など、当社グループの生産も手がける”世界工場”へ拡大する構想です。

設立する現地法人は、当社独資形態で、当初は15〜20名体制からスタート。すでにある北京・上海の駐在員事務所と連携しつつ、半導体・工業分野や環境分野向け製品を中心に、販売・サービス活動を展開し、急伸する中国市場への参入をはかります。
一方、生産機能としては、当初は、部材品調達ならびに日本市場向けに小型製品やユニット単位のノックダウン生産からはじめ、来年から中国国内市場向けの生産を着手します。さらには、設計機能ならびに分析ノウハウ提供の面で”分析センター”機能も加え、開発〜生産〜販売〜カスタマーサポートと、現地に根差した信頼関係のもと、中国圏ビジネスのヘッドオフィスに育てていきます。

また、将来的には環境関連など大型製品の生産や、ABX社等海外グループ会社からの生産委託も進め、当社グループにとっての生産重要拠点として位置づける構想です。


参考資料

  • 厚利巴儀器(上海)有限公司
    HORIBA INSTRUMENTS (SHANGHAI) CO.,LTD.概要
    • 設立予定日 7月31日
    • 業務開始予定 9月上旬
    • 資本金 1億円 (当社100%出資)
    • 役員 董事会董事長:堀場 厚
      董事:峰野 幸弘、宇野 敏彦、西分 英行、STEC高木 正範
    • 現地責任者 総経理:新 誠
    • 従業員数 当初15〜20名(内出向邦人2名)でスタート。
    2004年80名体制予定
    • 住所 上海市 嘉定区叶城路1211号(賃借)
    • 敷地面積: 1,200m2
    • 延床面積: 1,508m2
    • 事業計画: 2002年度 1億円、2003年度 6億円、2004年度 12億円

    =ご参考=
    グループ全体での中国売上
    2002年度 20億円、2003年度 40億円、2004年度 50億円