[報道発表] 掲載内容は発表日時点の情報です。

湖西最大級の開発・生産拠点「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」本稼働

2016年5月23日


創造力・高品質・スピードを追求し、ものづくりを改革

当社は、グループの本拠地である京滋地区において、国際競争力のある国内生産および開発力の強化をめざし、滋賀県大津市に所有する工場用地に、湖西最大の開発・生産拠点「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」を完成させました。2014年2月24日に着工し、2015年10月より徐々に移転を開始。本日、本稼働を機にオープニング式典を開催いたしました。
主力の自動車排ガス測定装置などの営業・開発・設計・生産・サービスの一体改革を進め、専門知識とノウハウを蓄積した日本で、コア技術の継承・革新を実現します。お客様ごとに異なる仕様に対応するため、設計・生産を有機的に融合させ、かつ新生産方式を導入する事で、リードタイム1/3、生産性2倍をめざし、京滋地区で競争力を強化します。
延床面積は約2万7,500平方メートルで地上10階の鉄骨構造、建設費を含めた総投資額は約120億円。

ガス計測技術を京都から滋賀に移管集約

当社のガス計測技術は、世界トップブランドに成長したエンジン排ガス測定装置MEXAシリーズをはじめ、煙道排ガス分析装置などの主力製品で採用しています。2011年の組織改革時には自動車と環境事業のガス計測開発部門を統合。今回、新拠点で開発・設計・生産を有機的に融合することで新製品投入の迅速化や生産の効率化を図ります。70年にわたり京都で育てたコア技術を、次世代を担う若手技術者の手で新拠点に移管し、先達の知識やノウハウを分解・吸収して技術の継承と生産性の効率化に向けた改革を進めます。この移管プロジェクトを“技術の遷宮”と掲げ、技術革新に向けた原動力に変えています。今後、移管後の京都本社においては、科学・医用・環境事業(水質計測分野)の開発・生産部門の技術力向上に向けた設備投資を行う予定です。

新生産方式でリードタイム1/3、生産性2倍

ガス計測の心臓にあたる分析部は、測定値の信頼性を左右し高精度・高速応答を実現する独自技術が凝縮されており、全て内製しています。近年、ガス種の増加や計測環境が多様化する中で、個別仕様の対応や短納期の要求が高まっています。社外に分散していた部材の組立工程などを1フロアに集約する方式を導入し、在庫や輸送による部材の停滞をなくし、迅速で柔軟な供給体制を構築することで、品質向上とともにリードタイム1/3、生産性2倍をめざします。

開発エンジニアリング機能の強化をめざし「E-LAB」設置

当社は全世界に8か所の自動車開発試験設備をもち、それらの情報集約、アプリケーション開発の拠点として、「E-LAB」を稼働させました。本施設において、お客様向けデモンストレーションや製品・アプリケーション開発を推進します。営業から開発、生産、メンテナンスまで、包括的なエンジニアリングサービスを提供することで創造力・高品質・スピードを追求し、グローバル市場での競争力をさらに高めます。

工場用地について

当社は、1969年に約59,000平方メートルの工場用地を取得。1994年には、将来の工場建設のために着手していた地盤整備が完了。大型装置の国内生産を増強するとともに、HORIBAグループ全体の物流を効率化させるために、2009年5月にびわこ工場(現E-ISLAND)を稼働しました。その他、経営陣から社員家族まで約1,600人が参加した“グループ感謝デー”を催し、屋台出店や運動会で懇親を深めてきました。

日本における主な開発・生産体制について

滋賀

自動車:エンジン排ガス測定装置
環境:煙道排ガス分析装置、大気汚染監視用分析装置

京都

半導体:流量制御機器、薬液濃度モニター、半導体センサー
環境:水質計測装置
医用:血球計数装置、血糖値検査装置
科学:pHメーター、粒子径分布測定装置、X線分析装置

熊本(阿蘇)
※量産工場

半導体:流量制御機器
医用:血球計数装置、検査試薬

HORIBA BIWAKO E-HARBOR (ホリバ ビワコ イーハーバー)の概要

住所

滋賀県大津市苗鹿1丁目15-1

敷地面積

59,694平方メートル

建屋面積

6,988平方メートル

延床面積

27,543平方メートル

構造・規模

地上10階建て 鉄骨構造

目的

測定機器の開発・設計・組立および調整検査

予定従業員

約600名(パート、外部の従業員含む)

セレモニー 概要

2016年5月23日(月)10時より約250名の参加にて実施。
 10:00-10:30 式典
 10:30-11:30 施設見学
 11:30-13:00 記念パーティ

当社社長 堀場の挨拶の概要

創業以来70年間続けてきた京都でのものづくりを、この新しい拠点でさらに成長させる。「技術の遷宮」をスローガンに掲げ、今後のHORIBAの成長を担う若手が、先達からのアドバイスを受けて移管を完成させた。世界シェア8割を有するエンジン排ガス測定装置MEXAシリーズを代表とするガス計測技術の更なる成長に加え、HORIBAの5事業部門の特色ある技術や事業をさらに飛躍させ、HORIBAにしかできない事業展開を実現する。
用地取得以来50年を経て完成した、技術・生産の両面でHORIBAの将来の成長を支えるフラッグシップ工場である。

HORIBA BIWAKO E-HARBORに込めた思い

E-HARBOR 名前の由来

HORIBA BIWAKO E-HARBORの“E”は、当社がこの拠点でめざす様々な効果を示す言葉の頭文字です。世界のHORIBAグループの工場をOne Productionとして牽引していく母港(ホームハーバー)となるフラッグシップ工場です。

  • Engineering  開発、受注設計、生産を革新するプロダクトエンジニアリング
  • Environment  琵琶湖畔のロケーションで環境配慮型の工場
  • Engagement  お客様との共鳴・約束、部門間の連携強化
  • Enhancement  品質・人財・生産力の向上
  • Energy system  ハイエンドなガス分析システムの提供

建屋の特徴 「SKY ATRIUM」

コミュニケーションスペースを設けた大階段「SKY ATRIUM」を建物中央部に配置し、階段を使って移動することで生まれるコミュニケーションを生かして情報伝達を活性化します。健康促進も後押しし、琵琶湖を望む環境で皆が安全で健康に業務に従事できる環境づくりをめざしました。また、事務所フロアを中間階に設置し、開発・設計と生産現場へ最短のアクセスを実現。コミュニケーションの活性化を狙います。設備面では、空調の排熱利用やLED照明の導入などエネルギー活用の効率化を図った環境配慮型の工場です。

生産ラインの効率化、生産協力会社とのシナジー最大化

堀場製作所と生産協力会社が一体となった一貫生産ラインの構築により、受注から出荷までのリードタイムの短縮をめざします。在庫、生産工程での物流費、業務停滞・調整時間などを削減することにより、淀みのない生産プロセスを構築します。

自動車開発試験設備 E-LAB

  1. 自動車開発試験ができる実験ラボを3部屋設置。排ガス計測試験をはじめ、エンジン、変速機、ハイブリッド用電動モーターおよびバッテリーに関する開発試験など、自動車開発に関わる幅広い試験が可能です。より高い精度で排ガス、動力等を計測できるように、製品やアプリケーション開発に注力します。
  2. お客様が実際にHORIBAの製品を体感できるように、デモンストレーション機能を充実させました。
  3. HORIBAグループ世界5か国8拠点(日本、ドイツ、米国、英国、中国)のラボをネットワークで繋ぎ、情報共有やグローバル開発が可能になります。
  4. 設置工事の仕上がりを内部からも確認いただけるラボ構造とし、試験装置だけでなくシステム全体を提供できるHORIBAの技術力を紹介できるようにデザインしました。