「日本最大の個人鉱物コレクション写真集」発行に協賛 鉱物写真集「TERRA Sakurai Collection」

|   ニュースリリース

当社は、国立科学博物館に収蔵されている日本最大の個人鉱物コレクションを収めた、鉱物写真集「TERRA(テラ)Sakurai Collection」(発行元:牛若丸)の発行に協賛。12月20日には全国の主な書店で発売される予定です。今回の写真集は、当社が国立科学博物館の協力を得て制作した、2005年カレンダー「鉱物:Stars from the Earth」で表現している400点以上にのぼる実物撮影した写真を協賛し、発行が実現しました。
分析機器メーカーとして、地球や星からの贈り物といえる鉱物の魅力を一般の方にわかりやすく伝えることで、地球環境や地球資源の価値を改めて認識してもらいたいという願いが込められた、カレンダーと書籍のメディアミックス企画です。

<鉱物カレンダーについて>
今回の写真集発行は、当社のカレンダー企画から生まれたものです。当社は1994年から、地球環境をテーマにした自社製カレンダーを制作しており、来年2005年版カレンダーのテーマは「鉱物:Stars from the Earth」です。鉱物の調査研究に分析機器が使われますが、直接触れることのできない地球内部の情報をわれわれに伝えてくれる鉱物は、それ自体が「観測装置」なのです。つまり鉱物は、地球・惑星などを構成する最小単位ともいえるのです。
これまでのカレンダーテーマは、卵、貝、ハーブ、絶滅していく動物たちなどで図鑑のイラストが中心でしたが、今回、国立科学博物館の協力を得て、同館に寄贈された日本最大の個人鉱物コレクション「櫻井鉱物コレクション」の写真撮影が許可され、イラストではなく実物写像を使用したカレンダーが実現しました。

<鉱物写真集について>
カレンダーの制作過程で、「櫻井鉱物コレクション」の写像は学術的にも価値があり、鉱物が地球の計測器という考え方を伝えるのに、書籍でも表現したいという申し出が出版社側からあり、当社がカレンダーで表現した写真素材を協賛する(書籍転用を認める)形で、今回の写真集発行が実現しました。なお、この本の発行元である牛若丸出版は、芸術的な本の装丁に定評があり、今回の写真集も「宇宙の宝石箱」のような美しい装丁となっています。星空が美しいこの時期に、地球や星からの贈り物といえる鉱物の魅力を、写真集やカレンダーを通して伝えることで、地球環境や地球資源の価値を改めて認識してもらいたいという願いが込められた、カレンダーと書籍のメディアミックス企画です。

<鉱物写真集の概要>
題名:「TERRA Sakurai Collection」(テラは地球、大地の意味。ラテン語が語源。ギリシャ神話のガイアにあたる。)
発行元:牛若丸(マツダオフィス)
定価:本体3600円+税
版型:新書判 464頁
協力:国立科学博物館
協賛:(株)堀場製作所
内容:自然金、ダイヤモンド、白雲母、緑柱石など国産・海外産の鉱物の写像 計432点


 

参考資料

  • 独立行政法人国立科学博物館
    日本における唯一の国立の総合的な科学博物館。自然科学とその応用に関する資料を幅広く収集・保管し、後世に引き継いでいくとともに、その調査・研究を進め、これらの資料や研究成果を公開して生涯学習の機会を提供することを使命としている。今回の写真集と、当社「鉱物」カレンダーは、同館の地学研究部の協力を得て製作された。
    所在地:〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
  • 櫻井鉱物コレクション
    日本屈指の鉱物収集家で、研究家としても知られていた櫻井欽一博士(1912〜1993)の遺族から、国立科学博物館に寄贈されたもの。日本産鉱物種約1000種のうち90%以上、世界全体の鉱物種4000種の約60%を含んでいる。今回の写真集は、この国立科学博物館に収蔵されている日本産鉱物4577点および外国産鉱物5503点から、432点を収めている。
  • 牛若丸出版
    グラフィックデザイナー松田行正氏が主宰の出版社。1985年東京に設立。同社の本は、本棚に置いたときの存在感・手触り等、オブジェのような装丁に定評がある。
    所在地:〒107−0062 東京都港区南青山6-7-5ドミール南青山601
    (株)マツダオフィス内
    社長:松田 行正
    主な事業:写真集、イラスト集、エッセイ集等の出版業
    本書籍についての連絡先:TEL.03-3486-5125 FAX.03-3486-5197
    MAIL.matzdaoffice@matzda.co.jp
  • 協賛ひとこと
    (株)堀場製作所コーポレートコミュニケーション室 室長 河内 英司
    「地球の根幹をなす「鉱物」は、身近なものから稀少価値のあるものまで様々です。日常はあまり目にしないこれらも、形を変えて暮らしに役立つ「製品」として我々の生活に密着しています。この写真集を通じて、日頃使い慣れている製品が、どんな鉱物でできているのか思いをはせることは、地球環境や地球資源の価値をあらためて認識することにつながるのでは、と期待しています。」