堀場アドバンスドテクノ、水質管理「はかるEXpress」の新規事業を開始

2018年7月23日


国内初 水質の測定結果をクラウドから提供

株式会社堀場製作所のグループ会社である株式会社堀場アドバンスドテクノ(以下、堀場アドバンスドテクノ)は、水質管理の合理化を図る新規事業「はかるEXpress」を2018年7月24日から開始します。堀場アドバンスドテクノは、下水道や民間工場など排水監視において、国内トップシェアを誇る製品「自動全窒素・全りん測定装置」*1を第一弾の対象機器とし、お客様に代わり水質測定のレポートを集計、管理、配信します。また、遠隔で機器の状態を常時モニターし、適時な保守点検による予防保全と不具合発生時の迅速な対応を行うことが可能です。「はかるEXpress」は、従来の水質計測器の販売事業とは異なり、機器で測定した水質の「値」をお客様へ提供するサービスであり、また常に機器を正常な状態に保つことで、安定した水質管理が可能となります。このように「はかるExpress」は、水質管理業務のほぼ全てを堀場アドバンスドテクノが担うことで、今後ますます深刻となる人手不足など、排水監視を行う現場の課題を解決していきます。
当ソリューションは、7/24から開催する「暮らしを支え、未来を拓く 下水道展ʼ18北九州」で紹介します。

新規事業を開始する背景

現在、下水道や民間工場など排水監視の現場は、人手不足などから作業工数の削減が求められています。さらに、現場作業員の高齢化や働き方改革の推進により、この現状はますます深刻化していきます。例として「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律(法律第107号)」が昭和46年6月に制定され、公害防止管理者制度が発足しましたが、その国家資格取得者のピークは既に65歳を超えており、60歳以下の取得者は全体の3割程度です。また、20歳〜40歳代の取得者数も低下しています。(当社調べ)各企業の環境に対する意識が向上する一方で、人手不足に対する課題に直面しているといった事が今後さらに拡大していくことが予想されます。
このような背景から、日常メンテナンスやレポート作成といった管理業務の効率化、トラブル時の早急な機器の復帰、常時安定稼動を実現して欲しいというメーカーへのニーズが顕著化してきました。
今回、当社の「HORIBA AQUA LINKAGE」*2による遠隔管理を行うことで、測定データのレポート提出や不具合の早期発見を実現しました。さらに「HORIBA AQUA LINKAGE」で蓄積された過去のノウハウやトラブル解析事例を活用することで、日常メンテナンスも含んだ全てをメーカーが対応するといった水質計測器では国内発となるソリューションを提供します。

(*1) 自動全窒素・全りん測定装置: 河川・湖沼・閉鎖性海域等の全窒素・全りん濃度を高精度で測定する装置 。
(*2) HORIBA AQUA LINKAGE: プラント排水用の水質監視装置で収集したデータをインターネットで管理するクラウド型メンテナンスサービス。

「はかるEXpress」のサービス概要

従来は、機器の販売を主とし、納入後の維持管理は全てお客様が主導となっていました。この度提供する「はかるEXpress」は、当社所有の機器を設置していただき、毎月定額をお支払いしていただくことで、導入後の日常管理だけでなく、固定資産や年次点検のコスト変動管理、自治体への定期的な報告書作成などまでをトータルサポートいたします。現代社会が抱える多くの課題解決をめざしたビジネスモデルです。

ソリューション内容

  • 資産管理が不要
  • 機器の状態を遠隔監視により随時モニタリング
  • 日常メンテナンスを代行
  • 不具合発生時の要因解析を遠隔監視により判断し、迅速に復帰
  • 自治体への提出書類の帳票作成

詳細
はかるEXpress