透視度計(SS計) CST-250A

概要

最終放流水の監視に最適な透視度計CST-250Aをご提案します。
CST-250Aは、汚れに強い測定方式を採用するとともに、プローブに洗浄機構を装備しました。洗浄タイマを変換器に内蔵し、トータルコストダウンを実現します。

堀場アドバンスドテクノの透視度計は、次のような現場でのご使用に適しています。

  • 農業集落排水処理施設の放流水の透視度監視
  • 一般工業排水の透視度監視
  • 工事現場での濁水処理水の放流監視
  • 運転条件の変更に伴う放流水の水質変化の監視
  • システム稼働初期における、放流水の水質安定状況チェック


※本製品は最終放流水監視用として、環境ISO(ISO14001)対策にもご利用いただけます。

特長

  • 汚れに強い4ビーム透過光方式採用
  • プローブにジェット洗浄機構を標準装備
    簡単な設置によりメンテナンスの周期と作業性の大幅な向上を実現しています
  • 透視度とSS濃度を同時表示
  • 周囲光の影響を受けない光源変調方式を採用
  • 長寿命赤外LED光源
  • 濃度換算機能搭載
  • 設置が簡単。浸漬形のプローブ
    外径φ60mmの小型・軽量化を実現。そのまま浸漬して測定可能ですからメンテナンスの作業性や設置工事が簡単です
  • 洗浄器制御機能を内蔵

4ビーム透過光方式の測定原理

従来の専門的なSS濃度(mg/L)だけでなく、わかりやすい透視度(cm=水の透明の度合い)も同時表示、水質管理をよりわかりやすいものにしました。

また透視度計として初めて4ビーム透過光方式を採用、光源・受光素子をそれぞれ2個で構成することで、汚れの付着や温度による光量変化を演算処理により相互にキャンセル、測定結果に影響を与えずに安定したデータを提供します。
さらに当社独自のジェット洗浄機構を標準装備しました。
簡単な設置によりメンテナンスの周期と作業性の大幅な向上を実現しています。

安定したデータを提供する4ビーム透過方式
光の透過率からSS濃度(透視度)を求める方式は一般的に1光源1光路1検出器で構成されています。しかし光源や検出器が汚れた場合、光の透過率が変化するので指示値は汚れの影響を受けます。新開発のCST-250Aは測定方式に4ビーム透過光方式を採用しています。この測定方式は2光源2光路2検出器で構成され、原理的に汚れによる影響がなく長期に安定した測定が可能です。

□ 仮に光源L1が汚れた場合、1Nと1Fが減衰します。演算式Sは分母分子に1Nと1Fを有するので減衰量はキャンセルされ、指示値は影響を受けません。同様に検出器D2が汚れた場合2Nと1Fが減衰しますが、演算式Sは分母分子に2Nと1Fを有するので減衰量はキャンセルされ、指示値は影響を受けません。このようにCST-250Aは汚れの影響を受けずに測定することができます。

透視度と濁度を同時表示

透視度とはサンプル水が何cmまで透けて見えるかという水の透明の度合いをcmで表す指標です。従来からの目視法ではサンプル水の色や周囲光の影響で個人差による読み取り誤差が生じやすいという欠点がありました。
一方、濁度(SS)とは水の濁りの程度を表すもので、1リットル中に浮遊物質がどれだけあるかを表す専門的な指標(単位=mg/L)です。

濁度はJISK0101で、視覚濁度・積分球濁度・散乱光濁度・透過光濁度に区分されます。カオリン標準液・ホルマジン標準液と比較して測定する場合の単位はそれぞれ「度(カオリン・ホルマジン)」となります。

当社は全国各地の下水サンプルをもとに膨大な測定実験を重ねることで、透視度とSSの相関関係を求める独自の演算式を考案。
CST-250Aはこの演算式を用いることで、SSだけではなく、データ公表時に住民がわかりやすい透視度も同時に表示します。


製造会社: HORIBA Advanced Techno

仕様

形式

CST-250A

表示

液晶表示

測定対象

水中の透視度および濁度(SS濃度)

測定方式

4ビーム透過光方式

測定範囲

透視度:5〜300cm、SS濃度:0〜500mg/L

伝送出力レンジ

 

 

透視度(cm)

SS濃度(mg/L)

設定1

0〜100

0〜500

設定2

0〜200

0〜200

設定3

0〜300

0〜100

機能設定スイッチで選択切換

指示値単位

cm(透視度)、mg/L(SS濃度)

再現性

±2% FS(SS濃度)

安定性

ゼロドリフト:±2%/day以内(SS濃度)
スパンドリフト:±2%/day以内(SS濃度)

接点出力

接点数:2点

  • 洗浄用接点出力(CLN)
        接点形態:半導体(SSR)リレー、1a
        接点容量:AC200V 1A (交流負荷)
        接点機能:洗浄用電磁弁駆動
  • 警報接点出力(RLY1)
        接点形態:リレー接点、1c(無電圧接点)
        接点容量:AC250V 3A (抵抗負荷)
        接点機能:上限警報、下限警報、異常警報
              CLN同期(洗浄用接点出力と同期)
              (機能設定スイッチで選択切換)

 

接点入力

接点数:1点
接点形態:リレー接点、1a(無電圧接点)
接点機能:洗浄動作外部入力

  1. 内蔵洗浄タイマとの論理和(外部入力と両動作)
  2. 内蔵洗浄タイマとの論理積(外部入力範囲内のみ動作)
  3.  内蔵洗浄タイマが外部入力に同期
  4. 内蔵洗浄タイマの無効化
  5. 外部入力の無効化
    上記より1機能をキー選択

 

伝送出力

DC4〜20mA 入出力絶縁形
出力2チャンネル(ch1=SS濃度、ch2=透視度に固定)
最大負荷抵抗600Ω(2ch共)

制御動作

ON/OFF動作:上限(H)または下限(L)動作(機能設定スイッチで選択切換)
上、下限設定範囲:測定レンジの範囲

校正機能

ゼロ校正:水道水による
スパン校正:係数入力による換算方式
(透視度)カオリン、汚泥、フライアッシュの3タイプの検量線を備えており、各濃度から透視度を演算しています。検量線を選択した後、係数を変化させることにより、手分析値と計器指示値を一致させることができます。
(SS濃度)カオリン、汚泥、フライアッシュの3タイプの検量線を備えています。検量線を選択した後、係数を変化させることにより、手分析値と計器指示値を一致させることができます。
注意;透視度とSS濃度は個別に校正が必要です。

付加機能

各種エラーメッセージ
  校正エラー、測定範囲外エラー(SS濃度のみ)
アラームON遅延
  遅延時間設定:0〜15(分)
洗浄タイマ設定
  洗浄周期設定:1〜48(時間)
  洗浄時間設定:0.1〜20.0(分)
  洗浄後待機時間設定:0.1〜10.0(分)
校正中および洗浄中ホールド時の伝送出力形態の指定
  連続、ホールド(直前ホールド、任意ホールド)
  (機能設定スイッチで選択切替)
時定数設定機能
  プロセスの変動や応答に応じて、移動平均処理による
  応答時間(ダンピングファクタ)を設定可能
  移動平均設定回数:1〜50回
上下限警報設定
  設定範囲:0〜FS
上下限制御幅設定
  設定範囲:SS濃度…2〜100mg/L、透視度…5〜200cm
伝送出力ホールド任意設定

周囲温湿度

-5〜50℃、85%RH以下

電源

AC100〜115Vまたは、AC200〜240V(ご指定による)
50/60Hz7VA

構造

屋外設置型:JISC0920保護等級:3(防雨型)
取付方法:50Aポールまたは壁面取付
ケース:アルミニウム合金鋳物(塗色:G-262相当)
全面カバー:ポリカーボネイト(樹脂色:G-262相当)
フード:SUS304(塗色:G-262相当、およびPART2 2600相当)
取付金具:SUS304

外形寸法

222(W)×180(H)×155(D) (取付金具および突起部含まず)

質量

約4kg

オプション

 

  • 給水ポンプユニット  WPU-10
  • エアポンプユニット  APU-20
  • 電磁弁ユニット    SVU など

 

外形寸法図・他(単位:mm)

設置例

関連製品

製品画像

生産終了いたしました。後継機種はH-1シリーズHU-200SSをご参照ください。