米国シリコンバレーに『ホリバテクノロジーセンター』を開設

2007年7月 5日


株式会社 堀場製作所は、米国の半導体やバイオテクノロジーなどハイテク産業市場からの製品ニーズに対応する為、グループ総力を結集した開発拠点『ホリバテクノロジーセンター』を、シリコンバレー(カリフォルニア州サンタクララ市)に7月13日開設します。
世界の最先端技術が集結するこの地域に、グループ各社の最新機器を備えた実験室やクリーンルームなどを完備、ハイテク産業顧客との共同開発やソリューションの提案を提供する事を目的として開設します。
当初は半導体製造装置へ搭載する流体制御機器や真空分析装置の開発を、大手半導体デバイス・装置メーカーのお膝元で日米10名の技術者が融合して行います。
設備投資を含む初期投資額は約4億円で、建物規模は地上1階延べ床面積約1,900m2です。


7月13日にサンタクララ市 市長をはじめ半導体分野などからの来賓を招き開設セレモニーを行います。


1970年、海外初の拠点を米国(カリフォルニア州)に開設し、自動車排ガス計測装置の米国販売からグローバル展開の第一歩を踏み出しました。シリコンバレーへの事業展開は、1984年半導体計測装置の営業を目的とした事務所からスタートしました。1991年には堀場エステックの米国事業所が合流。1998年に半導体ビジネスの強化を目的に両社を合体し「ホリバ/エステック社」を設立しました。
このほど、同社のシリコンバレーオフィスの拡張に伴いサンタクララ市へ移転、従来の営業・サービス・生産に「開発・マーケティング」を加え、グループの総合技術力をアピールするショールーム機能を併せた「テクノロジーセンター」を開設します。本テクノロジーセンターは従来オフィスの5倍規模に拡張しました。
テクノロジーセンターでは半導体産業はもとより、シリコンバレーに所在するハイテク企業ニーズを収集。グループの理化学、医用事業が保有する技術を応用展開し、当社ならではのソリューション分析装置の開発を目指します。

まずは、母体となるホリバ/エステック社が販売している最先端の半導体製造に対応する「流体(ガス、液体)計測・制御機器」や「真空計測・分析機器」の開発から着手します。流体制御機器:マスフローコントローラを更に高精度、多機能化し、半導体製造装置に搭載されるガス供給系のインテリジェント化に対応する製品の開発を行います。
開発人員は日本から派遣の技術者5名に加え、新たに米国で採用する技術者を加え合計10名の体制でスタートします。今後開発テーマの増加に伴い技術者を増員して行く計画です。
当社グループは、自動車産業にはデトロイトで、理化学産業にはニュージャージーと、各産業の最先端技術拠点で顧客に密着した『製品開発』を行っています。
今回の拠点開設も同様に、半導体デバイス・装置メーカーをはじめとするハイテク産業の密集するシリコンバレーで日米技術者が融合して共同開発やソリューションの提案・提供を行います。
なお、同センターの開設は、当社が推進する「米国戦略プロジェクト」の本格始動と位置づけています。


<米国戦略プロジェクトと今回の拠点の役割>
当社が最初に海外進出し、最も事業分野.拠点.人員配置において他のエリアよりも多角的に展開している米国は、世界の分析・計測機器市場の約 40%を占める最重要地域です。他方その後の当社の欧州でのM&A等による事業領域拡大や新興市場の寄与などもあり、売上高比率は現状23%でしかありません。殆どの分野において強力な競合の本拠地であると同時に、最も市場が大きい米国市場で成功を収めることは「真のグローバルカンパニー」となるための必須条件と考えています。そのため2006年9月に本プロジェクトを立ち上げ優秀な人財を集中投入するものです。テクノロジーセンター開設は、半導体・理化学事業を中心とした新たな拠点の設立であり、自動車・医用等、米国の他の地域に所在するエンジニアとの連携を強化し、顧客に密着したマーケティングと製品開発を推進します。
なお、これら新しいコンセプトの製品開発を進めることにあわせて設備を増強していき、米国のみでなく全グループの中においてもフラッグシップと呼べる能力を持つ技術拠点に育てていく方針です。

参考資料
<ホリバテクノロジーセンター概要>

名称 和文名 : ホリバテクノロジーセンター
   英文名 : HORIBA TECHNOLOGY CENTER
敷地面積  3,500m2 (=公式サッカーコート約半分の広さ)
建屋面積  1,900m2
 クリーンルームエリア 160m2
 (クラス10,000及びクラス10対応の超クリーンエリアを併設)
 ラボエリア 250m2
 (設置機器例:流量基準計測装置、試験用真空チャンバー、薬液モニター等)
 ショールーム 110m2
 (設置製品例:蛍光X線検査装置、ラマン分光分析装置、FTIRガス分析計、
 マスク検査装置、真空分析装置、薬液濃度モニター、PH計等)
 物流センター 200m2
責任者   原 清明 堀場製作所執行役員 兼 堀場エステック取締役員
従業員数  23名 
住所    3265 Scott Boulevard Santa Clara, CA 95054
      (米国 カルフォルニア州サンタクララ市スコット通り3265)

<米国における当社グループの活動>
1970年創立の合弁企業を皮切りに、現在ホリバ・インスツルメンツ社、ホリバ/エステック社、ホリバABX社、ホリバ・ジョバンイボン社、ホリバオートモーティブテストシステムズ社等全7社、13拠点で750名が活動中です。
会社数   全7社 13拠点
従業員数  750名 
売上高規模 約270億円
開発・生産拠点
 アーバイン(カルフォルニア州)、アナーバー(ミシガン州)
 トロイ(ミシガン州)、テンピ(アリゾナ州)、オースティン(テキサス州)
 リノ(ネバタ州)、エジソン(ニュージャージー州)、オンタリオ(カナダ)


<ホリバ/エステック社概要>
当社の米国子会社「ホリバ・インターナショナル社」の子会社です。1998年に設立し、半導体産業向け製品の営業・サービス(7拠点)及びマスフローコントローラの現地生産を行っています。生産工場は同センター内とオースティン工場 (テキサス州)の2拠点で、開発拠点はこれに加え、ネバタ州リノの3拠点です。
名称  和文名 : ホリバ/エステック社
    英文名 : HORIBA/STEC INCORPORATED
設立    1998年9月
資本金   400万USドル
従業員数  60名
責任者   足立 正之 堀場製作所執行役員 兼 堀場エステック取締役
売上高   4100万USドル(2006年12月)
本社住所  3265 Scott Boulevard Santa Clara, CA 95054
      (米国 カルフォルニア州サンタクララ市スコット通り3265)
生産・開発拠点
 サンタクララ(カルフォルニア州)、オースティン(テキサス州)、リノ(ネバタ州)
営業・サービス拠点
 サンタクララ(カルフォルニア州)、オースティン(テキサス州)、ダラス(テキサス州)
 ポートランド(オレゴン州)、ハドソン(ニューハンプシャー州)


<開設セレモニー概要>
7月13日 ホリバテクノロジーセンターにおいて開催を予定
ご来賓各位
 サンタクララ市 市長、SEMI 代表、半導体製造メーカー、半導体製造装置メーカー 約50名
HORIBAグループ側出席者
 堀場製作所社長 兼 堀場エステック社長 堀場 厚 以下約20名