HORIBAグループ 世界で最大の量産工場「阿蘇工場」が竣工

2012年8月31日


HORIBAグループ 世界で最大の量産工場「阿蘇工場」が竣工
アジア圏での生産体制の強化に向けたマザー工場

当社は、半導体製造装置用のガス・液体制御機器(マスフローコントローラ)など主力製品を生産する阿蘇工場(熊本県阿蘇郡)の敷地内に、昨年8月着工した新工場が完成しました。従来に比べ2倍の延べ床面積に拡大しました。
新工場では、堀場製作所の医用分野の主力製品:血液検査装置の生産を現在の京都本社から移管、同製品の補用品;検査試薬の生産能力も2.5倍に増強します。そして現有棟ではマスフローコントローラ・薬液濃度モニタを柱に異物検査装置の半導体分野製品の増産を目的に、クリーンルームを1.7倍にする増床工事を行い、今月に建屋・生産機能共全館完成しました。
堀場エステック工場からグループのマザー工場へと格上げし、京都・阿蘇で確立した"最先端のつくる技術"を中国と韓国の工場へ伝承しアジア圏における生産体制を強化します。

阿蘇工場を拡張する背景

阿蘇工場は熊本空港の東5Kmと好アクセスにあり、同社の主力製品マスフローコントローラ(以下、MFC)の、本社がある京都以外で初めての工場として1988年9月に稼動。以来、量産タイプMFCの短納期化・迅速供給に貢献し、現在では全出荷量の過半数を担い、同製品で世界シェア40%以上のトップメーカへ結びつく事業拡大に寄与してきました。2005年には延べ床面積を3倍に増床し、堀場製作所の医用分野製品の補用品(検査試薬)や小型製品(pHメータや温度計)の生産も行うなど、HORIBAグループの生産拠点のひとつと位置づけ高品質な製品を提供してきました。
阿蘇工場では、高品質製品の量産に不可欠な優秀な人材に恵まれ、また行政の誠実迅速なサポートを頂き、この度、第4期目となる拡張を行いました。そして新生阿蘇工場は、マザー工場へと格上げし、中国と韓国の工場へ生産技術のノウハウを伝承しアジア圏における生産体制を強化します。

新工場の概要

延べ床面積7,554平方メートルの現有工場の隣接地に、同7,780平方メートルの地上2階建ての新工場(新棟)を増設しました。
新工場では、堀場製作所の小型血液検査装置の生産ラインを新たに設けるほか、同製品の補用品である試薬の生産を2.5倍に拡張、量産製品用のプリント基板の生産ラインを新たに1ラインの倍増を行い、現有棟のクリーンルーム拡張を含め、20億円の投資を行いました。
今回の工場拡張を機に、グループ最大の生産拠点として京都と阿蘇の2ヶ所の工場で、更なる生産技術の共有化を図り、非常時の物理的なリスク分散にも対応します。
そしてマザー工場として、1988年に稼動して以来培った量産製品に対する生産技術をアジアの工場へ展開する目的で海外工場の従業員の育成を加速し、現場レベルでの"最先端のつくる技術"の伝承を行います。