Industry
一酸化炭素(CO)濃度測定装置 APMA-370
概要
CO濃度測定装置APMA-370は、JIS B 7951「大気中の一酸化炭素自動計測器」に規定された非分散形赤外線吸収方式(NDIR)に基づく測定装置です。クロスモデュレーション方式の採用により、長期安定性を実現し、加えて、干渉補償形検出器(AS方式)の採用および試料ガスを酸化触媒処理(CO→CO2)した比較ガスを用いることによって、干渉成分の影響を除去した高精度測定が可能です。
用途
- 大気汚染監視
- ミルクパウダーなどの防塵防爆管理
- バルクガス管理
- 燃焼器具排ガス測定
特長
- 高感度、高安定性を実現
クロスモデュレーション方式非分散形赤外線吸収方式を採用しているため、光学調整が不要でゼロドリフトフリーの高感度・高安定性を実現しました。 - 干渉成分の影響を除去
干渉補償形検出器(AS方式)の採用と、比較ガスを酸化触媒処理(CO→CO2)したガスを用いる方式により、干渉成分の影響を除去した高精度測定を実現しました。 - データ回収が可能
コンパクトフラッシュ®カードに直接データを読み込み、データ回収が可能です(オプション)。 - リモート操作が可能
データインターフェースの充実、リモート操作が可能です(LAN接続端子、RS-232C)(オプション)。
※コンパクトフラッシュはサンディスク株式会社の登録商標です。
関連アプリケーション
製造会社: HORIBA
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
測定成分 | 大気中の一酸化炭素(CO) |
測定レンジ | 標準1:0 ~ 10/20/50/100 ppm |
最小検出感度 | 10 ppm レンジ以下:0.05 ppm(2 σ) |
繰返し性 | フルスケールの±1.0% |
直線性(指示誤差) | フルスケールの±1.0% |
ゼロドリフト | 10 ppm レンジ以下:±0.1 ppm/日 ±0.2 ppm/週 |
スパンドリフト | フルスケールの±2.0%/日 フルスケールの±3.0%/週 |
周囲温度変化に対する安定性 | 周囲温度範囲内5℃変化でドリフトを満足する |
応答時間 | 装置入口より90%応答 60秒以下 |
干渉影響 | 水分(25℃ 80%)にて |
試料ガス採取流量 | 約1.5 L/min |
補助ガス | なし |
表示 | タッチパネル式LCD(バックライト付、有効桁数4桁)測定値、レンジ、アラームなど |
アラーム | 校正エラー、バッテリエラー、圧力エラー、精製器温度エラー、電源断など |
入出力 | 0 ~ 1 V(瞬時値および1時間平均値(積算値)または平均値の2 系統) |
周囲温度・湿度 | 0 ~ 40℃ 相対湿度 85%以下 |
外形寸法 | 430 (W) × 550 (D) × 221 (H) mm |
質量 | 約16 kg |
注記 : 上記仕様は環境大気常時監視マニュアルおよび JIS に準拠しています。