Industry
窒素酸化物(NOx)濃度測定装置 APNA-370
概要
NOx濃度測定装置APNA-370は、JIS B 7953「大気中の窒素酸化物自動計測器」に規定された化学発光方式(CLD)に基づく測定装置です。流路変調(クロスモデュレーション)方式の採用により長期安定性を実現し、同一の測定セルと検出器で計測するため、信頼性のある測定値を得られます。
用途
- 大気汚染監視
- 光触媒のガス濃度管理
- 脱硝触媒の性能評価実験
- クリーンルームの雰囲気監視
- 文化財の保存環境
特長
- 高感度・高安定性を実現
デュアルクロスモデュレーション方式化学発光方式と差量法の組合わせを採用しているため、ゼロドリフトフリーが可能となり、高感度・高安定性を実現しました。 - 補助ガスは不要
測定に必要なすべての機能を内蔵しており、補助ガスも不要です。 - 自動校正が可能
標準ガス発生器(SGGU-610;APNA-3700に内蔵可能)との組合わせにより自動校正が可能です。 - データ回収が可能
コンパクトフラッシュカードに直接データを読み込み、データ回収が可能です。(オプション) - リモート操作が可能
データインターフェースの充実、リモート操作が可能です。
(LAN接続端子、RS-232C)(オプション)
関連アプリケーション
製造会社: HORIBA
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
測定成分 | 窒素化合物(NOx、NO2、NO) |
測定レンジ | 標準1:0 〜0.1/0.2/0.5/1.0 ppm 標準2:0 〜0.2/0.5/1.0/2.0 ppm |
最小検出感度 | 0.2 ppm レンジ以下:1 ppb(2 σ) |
繰返し性 | フルスケールの±1.0% |
直線性(指示誤差) | フルスケールの±1.0% |
ゼロドリフト | 0.2 ppm レンジ以下:±2.0 ppb/日 ±4.0 ppb/週 |
スパンドリフト | フルスケールの±2.0%/日 フルスケールの±4.0%/週 |
周囲温度変化に対する安定性 | 周囲温度範囲内5℃変化でドリフトを満足する |
応答時間 | 装置入口より90%応答 120秒以下 |
干渉影響 | 水分(25℃ 80%)にて:フルスケールの±4.0% |
試料ガス採取流量 | 約0.8 L/min |
補助ガス | なし |
表示 | タッチパネル式LCD(バックライト付、有効桁数4 桁)、測定値、レンジ、アラームなど |
アラーム | 校正エラー、バッテリーエラー、圧力エラー、コンバータ温度エラー、電源断など |
入出力 | 0 〜1 V |
周囲温度・湿度 | 0 〜40℃ 相対湿度 85%以下 |
外形寸法 | 430 (W) × 550 (D) × 221 (H) mm |
質量 | 約21 kg |
注記 : 上記仕様は環境大気常時監視マニュアルおよび JIS に準拠しています。