美術品・遺跡を分析する。

美術品・遺跡を分析する。

貴重な研究対象をその場で非破壊で分析します。
ラマン分光装置は、非破壊・非接触で、高感度な微小分析が行えるという特徴を持つ分析手法です。その特性から、美術品や貴重な試料の分析に効果的で、ポータブルタイプのラマンシステムを活用することで、遺跡や史跡の分析にも応用が可能です。

大型絵画のラマンイメージング
化学組成分布の測定

大型絵画のラマンイメージング 化学組成分布の測定

レーザプローブを走査するDuoScanTM試料を使ってステージに固定された絵画をマッピング測定

中世ビザンチン絵画の非破壊での分析に貢献。

中世ビザンチン絵画の非破壊での分析に貢献。

ラマン+蛍光X線マイクロ分析による中世ビザンチン絵画の分析

“Byzantine style” Icon, Chalkidiki, Greece (Ormylia Art Diagnotics Center)

フランス・セーヴル国立陶磁器博物館での〔古代陶磁器の分析〕

フランス・セーヴル国立陶磁器博物館での〔古代陶磁器の分析〕

陶磁器のうわぐすりの成分や鉱物成分の特定を行っています。

Courtesy of Prof. Colomban, LADIR UMR7075 CNRS & UPMC and the Musée National de Céramique, Sèvres (France)

ポンペイ遺跡調査でヘレニズムモザイクの現地分析に役立ちました。

ポンペイ遺跡調査でヘレニズムモザイクの現地分析に役立ちました。

ラマン・スペクトルを記録し、モザイクの各部分の組成分析を実施しました。ラマン・スペクトルから、次のようないくつかの成分が検出されました。

(1) 方解石、炭素、石英
(2) 方解石
(3) 主にセッコウと炭素
(4) XSi2O6、ただしX=Ca、Fe、Al、Mg(たとえばヒスイ輝石、透輝石)

モルタルの成分が異なっていることから、ヘレニズムモザイクおよび、床モザイクが異なる時代のものであることを示唆しています。

ラマン顕微鏡は共焦点顕微鏡を利用したラマン分析装置です。
サブミクロンスケールで無機物にも有機物にも感度良く分析することができます。顕微鏡で観察している視野に化学組成のイメージを重ねる観察分析という、新たな分析手法を提案します。

ラマン分光装置以外にも、非破壊・前処理不要で元素分析・マッピングできるX線分析顕微鏡のシリーズもご用意しています。
X線分析顕微鏡 XGT-5700WRシリーズ

X線ビームで試料をX線スキャンしながら、CCDカメラやX線検出器と連動。光学顕微鏡による観察と、X線分析装置による元素分析の機能を融合しました。