グロスチェッカとは?

日常生活において車にワックスをかけたり、床や家具などを磨いたとき、みなさんも色々な角度からどれだけ光沢がでているかをみて、仕上がり具合を判断された経験があるのではないでしょうか?

光沢は、物の表面に光源の像を映しこむ性質のことであり、「つや」や「てり」などさまざまに表現される心理的、感覚的な物理量です。

人は誰もが経験に応じてそれぞれの尺度を持ちますが、人による判定の場合、その時々の周囲の明るさや体調、精神状態によっても結果に差が生じるため、視覚による検査の場合、常に客観性を持たせることは非常に困難です。

そんなあいまいな指標である光沢を明確に数値化するのが光沢計です。

フロアメンテナンスの効果を確認する際、従来は人による目視確認に頼ることが多く、個人の感じ方の差などにより判断にばらつきが生じたり、作業者が依頼主に報告する際にも基準があいまいになります。

光沢計は、このようなフロアメンテナンスの光沢管理の他、プラスチック製品や塗装面の外観検査、自動車のボディコーティングや石材研磨の仕上り確認などの用途でも「あいまい」を数値化するツールとして活躍しています。

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