OpticalFest2019開催報告

開催日:2019年6月14日(金)


1819年に創業し、分光の世界をリードする高度なグレーティング技術を有するJobin Yvon社(現HORIBA France)は、今年で創業200周年を迎えました。創業200周年を記念したイベントとして、『OpticalFest2019』を堀場製作所 東京支店にて開催しました。 現在のリチウムイオン電池を世界に先駆けて発明された旭化成(株) 名誉フェロー 吉野様を基調講演に、AIやライフサイエンス等、先端分野・技術における著名な先生方をお招きし、各分野における「現状と将来展望」についてご講演いただきました。

セミナー開催時の写真

プログラム


リチウムイオン電池の現状と未来の車社会ご講演
200 years of innovation at the service of science
標準を活用したシステム開発 産総研におけるソリューションプラットフォーム
ラマン分光学の最先端ーバイオ・医療への応用を中心として
次世代抗体医薬品開発:加速する現状と今後
人工知能時代の医療と生命医科学

懇親会


セミナーの後は先生やお客様同士の交流を深めていただくべく、バンケットを開催しました。
ご多忙のなか、フランス大使館 科学技術参事官 Jean-Christophe AUFFREY様にご参加いただき、乾杯のご挨拶をいただきました。
会場では、計測機器や最新アプリケーションの展示も行い、交流・議論を深めていただきました。
懇親会の様子写真

参加者インタビュー


ご参加いただきました皆様にインタビューさせていただきました。あたたかいお言葉を頂戴し、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

物質・材料研究機構(NIMS)前理事長 澁谷工業株式会社メカトロ事業部 特機営業本部 顧問 潮田 資勝様

物質・材料研究機構(NIMS)前理事長

澁谷工業株式会社
メカトロ事業部 特機営業本部

顧問 潮田 資勝様


吉野先生のリチウム電池に関する講演はじめ先端的研究の展開をしばらくぶりで聞いて、私が研究をしていない間に多くの進歩があったのだなと感じました。特に興味深かったのは「堀場Jobin-Yvonの創業200周年講演」です。 レーザーとマルチチャネル光検出器の発達によってラマン分光法が強力な分析手段になりました。この新技術展開をビジネス・チャンスと捉えてラマン分光器製作に参入した堀場製作所のリーダー達には鋭い先見の明があったのですね。少し昔には堀場製作所は自動車の排ガス測定機に強い会社だと思っていましたが、あっという間にそこから様々な計測システムを提供する企業としてビジネスを展開したのは本当にimpressiveです。 このように新分野にジャンプして飛び込めるダイナミックな貴社は将来も楽しみです。

外部からアドバイスや激励をしなくても、貴社の皆さんは「おもしろ、おかしく」楽しそうに仕事をしておられるようなのでアドバイスは特にありません。私がお会いした貴社の皆さんは明るい方が多いですね。 pHメーターから始めて国際的に活躍する素晴らしい多角的な企業に発展させたダイナミックな社風を将来も続けられることを希望します。私も物質材料研究機構のモットーを「おもしろ、おかしく」としたかったのですが、国立研究所が「おかしく」と言ったらまずいかなと思って、「おもしろ、たのしく」と言うことにしていました。

株式会社東レリサーチセンター 構造化学研究部 部長 松田 景子様

株式会社東レリサーチセンター
構造化学研究部

部長 松田 景子様


このたびは、各分野の著名な方々に最先端の技術につきご講演いただき、大変刺激を受けました。 産業が大きく変わりつつある今、従来の枠組みにとらわれない、異分野の技術のコラボが未来の生活を大きく変えていくであろうことを強く感じましたし、 コア技術の価値拡大のためにオープンイノベーションを考える、非常によい機会となりました。ありがとうございました。

弊社でも現在、ライフサイエンス分野の評価に新たな価値をご提供できないか模索しております。これまでそれぞれ独立に展開していた医薬・バイオ評価手法と材料・デバイス評価手法を相補的に利用するとともに、新しい情報を取り出せすための装置開発も行っていく所存ですので、良きパートナーとして、これからもお力をお貸しいただければ幸いです。

東京大学 先端科学技術研究センター 大学院工学系研究科 産学連携新エネルギー研究施設 施設長 教授 岡田 至崇様

東京大学
先端科学技術研究センター
大学院工学系研究科
産学連携新エネルギー研究施設

施設長 教授 岡田 至崇様


今回のセミナーに参加させていただき、これからHORIBAさんが注力していく事業分野につきよく理解することができました(セミナーでの講師の先生方の話は最先端ですべて理解できたとは言えませんが、、)。 今後自動車だけでなく移動体の電動化が進み、蓄電池の高性能化が益々重要になりますが薄膜・軽量の高効率太陽電池の普及もEV, HAPS, BIPV分野で進んでいきます。再エネから電力を作る技術、新材料・素子を評価解析する技術の開発も期待したいところです。

私は高効率量子太陽電池等の新エネルギー分野を研究していますが、ファブリ、ペロー、フレネルなど名立たる光のエキスパートがJobin Yvon社で研究開発を行っていたことを知り感銘を受けました。 現在ではHORIBAさんがグローバル展開でさらなる成長を進めておられることは大変喜ばしい限りです。(余談ですが、皆さんの写真が軍服姿でエコール・ポリテクニークの学生とすぐ分かりますね。)測定評価技術の基礎開発におかれては、若手人材育成を含め国内外の大学との連携を今後益々推進してほしいところです。

ニッコールグループ 株式会社コスモステクニカルセンター 技術営業戦略室 小倉 卓様

ニッコールグループ
株式会社コスモステクニカル
センター
技術営業戦略室

小倉 卓様


御社が保有されている分光技術の産業応用の可能性・有用性を知ることができ、今後の研究開発の一助となっていくと強く感じました。 また、各分野の著名な先生方の貴重な御講演をお聞きできたのも素晴らしい機会でした。ありがとうございました。

御社の計測技術とその先を見据えた他社との共創力の素晴らしさを感じることができました。
今後も是非、技術の深化を進めていただきたいと思います。

島根大学 戦略的研究推進センター 学術研究院農生命科学系 助教 石垣 美歌様

島根大学
戦略的研究推進センター
学術研究院農生命科学系

助教 石垣 美歌様


貴Jobin Yvon社におかれましては,創業200周年を迎えられましたこと,誠におめでとうございます。 この度Optical Fest 2019に参加させて頂き,これまでの科学技術の発展や,未来の科学研究,産業社会の動向について,最先端で研究を展開されておられる著名な先生方のご講演を拝聴致しました。 旭化成株式会社名誉フェローであられる吉野彰先生の基調講演では,未来の車社会では電気自動車が主流となり,AIEV(Artificial Intelligence Electric Vehicle)の台頭により,今までの既存概念を完全に覆すような,新たな未来車社会が到来するという動向分析をされており,その内容は極めて衝撃的でありました。 Ramdane Benferhat博士によるJobin Yvon社の200年に渡る光学部品,光学装置の開発についてお話を伺い,優れた技術開発の上に現在の分光科学が存在し得ていることを改めて痛感し,先人の先駆的研究開発者の絶え間ない探求心,チャレンジに心震える思いが致しました。 また,私自身の研究専門である分子分光分野では,尾崎幸洋名誉教授(関西学院大学)や津本浩平教授(東京大学)によってラマン分光法の生体応用,医学応用,また次世代医療への応用にについてご講演がなされました。特に,ラマン分光法によるタンパク質の構造分析や次世代抗体医薬の物性評価ツールの可能性について紹介されており,今後ますますラマン分光分析の応用が拡大し,更にその重要性が増していくことを再認識致しました。

先生方のご講演を受けて,私自身研究に対する情熱を誘起され,また将来へ向けての研究展望,情熱を抱いて帰って参りました。大変貴重なセミナーに参加させて頂きましてありがとうございました。

国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 教授  梅村 創様

国際医療福祉大学
福岡保健医療学部

教授 梅村 創様


ジョバンイボン社創立の200周年をお祝いする講演会に参加させて頂き大変光栄です。ホリバジョバンイボン社としてますますのご発展を祈念いたします。ジョバンイボン社の早期の製品が糖度計であったことを知り、生体成分分析としての分光測定装置の長い歴史を感じました。

今回は、医用分野での研究者・ユーザーの立場から参加させて頂きましたが、ホリバジョバンイボン社の光学的テクノロジーの多彩さと先見性に驚き、かつ多方面の医用への応用が可能であることを確信しました。人々の健康を支える技術を今後とも提供して頂けますようお願い申しあげます。

企画者から御礼



昨今、日本の科学技術領域・産業分野でも、オープンイノベーションの取り組みが強化されている中、HORIBAが近年テーマとしている「Your Partner in Science」の下、お客様と一緒に価値創造に挑戦したいとの想いで 本OpticalFestを開催し、様々な分野から70名の方にご参加いただき、産学官の壁を越えてこの様な場を提供できたことを嬉しく思います。

多くのお客様や先生から「大変有意義な会であった」「幅広い分野の講演を聞くことができ刺激になった」などのお言葉をいただきました。 ひとえに、素晴らしい先生方の講演と、HORIBAの想いにご賛同いただき、お忙しい中ご出席いただいた皆様のおかげと深く感謝しております。

これからも、HORIBAは、お客様からの大いなる期待に改めて誇りを持ち、期待に応えていきたいと考えています。