乾式測定ユニット

粉末状態のまま測定できます。自由落下での非分散測定、圧縮空気を用いた強制分散測定の両方に対応しています。

微量試料も、高い再現性で測定

顔料、食品、医薬品、砂など、乾燥した粉末試料の粒子径分布を評価。溶媒に分散させる必要がなく、粉末状態の大きさと分布幅を瞬時に計測します。圧縮空気によって分散された試料は、ダイレクトにセルに入り込み、空気の流れに従って吸引機へと送られるため、試料が再凝集したり、分離したりするロスがありません。

事業セグメント: 科学
製品分類: 粒子計測装置
製造会社: HORIBA, Ltd.

アプリケーション例

  • 水に溶けやすい食品原料、医薬品、粉洗剤、染毛料など
  • 粒子を集めて塊状に加工された顆粒や造粒粉
  • 水や溶媒に分散させると膨潤するポリマーや樹脂
  • 撥水コーティングされた粉末

マイクロスパーテル1杯程度のサンプリング量から、安定した測定を行うための機能

  • 透過率範囲設定

乾式測定では、粉末を一定量、定常的に供給することが難しく、それが試験結果のバラつきの原因となります。透過率範囲を制限してデータを取り込むことで、再現性を向上させます。

  • トリガー測定機能

試料がセルに届き、散乱光信号が得られた瞬間から測定を開始します。試料が無くなった時点で測定を終える機能も備え、貴重なサンプルを逃さず測定します。

  • 各種シューター

標準シューター乾式ユニットに標準装備しています。粉体全般に使用していただけます。
V字シューターサンプルを載せる部分がV字になっているシューターです。サンプルが少量の場合や標準シューターでは振動で一度に供給されてしまうようなサンプル向けのシューターです。(サンプル例/磁性粉、カーボンなど)
※ドライパイプの上にシューターアタッチメントを設置します。
低付着シューターシューターに電解めっき(ニッケルフッ素樹脂コーティング)を施したシューターです。ステンレス製ではサンプルが付着してしまい、振動で供給しにくいサンプル向けのシューターです。(サンプル例/静電性の粉体)
※ドライパイプの上にシューターアタッチメントを設置します。
吸引サンプラーサンプルを直接吸引するためのサンプラーです。微量サンプルを測定する場合に使用します。(サンプル例/貴重なサンプル、微量のサンプル)
※サンプリングテーブルが付属しています。

 

    型式LY-9505
    分散方式ジェットノズル(圧縮空気とインジェクタによる強制分散)
    試料供給方式振動フィーダ式
    試料排出方式吸引機による強制排出
    測定粒子径範囲0.1~5000μm
    試料濃度調整方法制御方法:LA-960V2測定部とのシリアル通信
    制御内容:フィーダ速度変更(自動調整および任意速度設定)、吸引機On/Off、圧縮空気弁On/Off、圧縮空気圧変更(40段階)
    測定時間通常は測定開始から約2秒
    通信USB2.0(装置本体~PC間)
    光学系光源:半導体レーザ(650nm)、5mW、LED(405nm)、3mW
    検出器:リング状シリコンフォトダイオード、側方・後方シリコンフォトダイオード
    使用温度・湿度15℃~35℃、85%RH以下(ただし結露しないこと)
    電源AC100V、50/60Hz、1500A(吸引機を含む。LA-960V2測定部本体の寸法は含まない)
    外形寸法705 (W) × 657 (D) × 695 (H) mm
    圧縮空気圧0.01~0.4 Mpa
    圧縮空気供給口外形6 mm樹脂チューブ用クイックコネクタ(圧縮空気供給設備は別途準備が必要)
    その他吸引機は標準装備です
    データ処理・操作部PC:IBM PC/AT互換機 OS:Windows®10
    プリンタ:Windows®10対応プリンタ モニタ:Windows®10対応モニタ
    操作方式:Windows®10 の環境下でのマウス、キーボードによる入力

    ※乾式測定ユニットをご導入される際には、電源電圧ならびに電源周波数をご指定下さい。
    ※上記性能や機能は、LA-960V2測定部本体へ組み付けて、乾式用プログラムがインストールされたPCにより制御される場合のみ発揮されるものです。
    ※記載されているパソコンやモニタはメーカや型式が変更される場合があります。
    ※Windowsは米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

    ◎コンプレッサ
    圧力 : 0.5~0.8Mpaの範囲で圧縮空気を吐出すること。
    空気タンク : 26L以上、突出空気量:45L/min

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