技術情報

高濃度での粒度分布測定で粒子分散の真の姿をとらえる。-高濃度での粒度分布測定-   


通常、レーザ回折/散乱式の粒子径分布測定装置で測定する場合には、試料を十分に希釈する必要があります。特に原液が高濃度の材料の場合、高濃度での分散状態を把握したいにも関わらず、測定時には大きく希釈を行う必要があり、実際の試料状態が原液での粒子径分布から変化してしまう可能性があります。原液、または原液にできるだけ近い状態で粒子径分布を測定する手段とその有効性について、実測例を交えて紹介します。

レーザ回折/散乱式 粒子径分布測定装置 LA-960  


HORIBA粒子径分布測定装置の最上位機種となる次世代機種LA-960は、従来より高い完成度で好評を得ているLA-950V2のハードウェア設計をベースに、大幅な解析能力の向上を実現しました。本稿では、LA-960の特長について詳しい解説を行い、装置性能については、実際の測定事例を交えて紹介します。

レーザ回折/散乱法による粒子径計測の演算精度向上に関する研究  


本稿は、学位論文“レ-ザ回折/散乱法による粒子径計測の演算精度向上に関する研究”の要旨を表したものです。本研究は、レーザ回折/散乱法における粒子径分布計測の高精度化のため、粒子径分布演算に与える要因と受ける影響を定量的に明らかにすることを目的としました。

レーザー回折/散乱式の粒子径分布測定装置の 最新応用と装置の開発 


粒子による光の散乱現象を測定原理とするレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-960の原理や構成、および、アクセサリーの特徴についての解説を行います。また、装置性能については、実際の測定事例を交えて紹介します。さらに、新製品として、小型でありながら実用域で十分な測定範囲と精度を持つレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-350がラインナップしたので合わせて紹介します。

カーボンナノチューブ分散水溶液の評価手法 


カーボンナノチューブ(CNT)は、その熱安定性、強靭性、軽さ、得意な電気特性、生体親和性において優れた性質をもち、ナノマテリアルとして様々な応用が検討され、実用化が進んでいます。特に、透明導電フィルム、帯電防止膜、タッチパネル、FET(電界効果トランジスタ)といったエレクトロニクス応用においては、CNTの分散技術が重要になっており、凝集度、長さ、電気特性(半導体性/金属性,CNTのネットワーク形成)が調べられています。

光で「粉」の大きさをはかる技術 


「粉」は「米を分ける」と書きます。もともとは米などの穀物を細かく砕いた”小さいもの”を表していたそうですが、我々の周りには穀物の「粉」に限らず、多くの「粉」が存在しています。中にはPM2.5など、有害とされる浮遊性の「粉」もありますが、もっとも身近な「粉」といえば、やはり、薬や食品ではないでしょうか。我々は毎日の生活の中で、小麦粉から家電、宇宙関連技術に至るまで、多くの「粉」の恩恵にあずかっています。

粒度分布測定はなぜ難しいか 


原料・最終製品を問わず粉体粒子を扱う工業では、粉体粒子の特性評価は広く行われています。評価項目は分野によって少しづつ異なりますが、粒子の大きさとその分布は最も重要な特性であり、必ず要求される評価項目です。そこで粒度分布測定を行うべく、測定装置のカタログを集めてみると、実に様々な装置があってどれがどれだか判りません。検討の末どうにか数機種に絞って、実際にサンプルを測定してみるとその測定結果がかなり違ってしまい、このハイテク時代に粒子の大きさ一つ満足に測れないのか、と嘆かれた方も少なからずおられると思います。