1967年に発表されたHORIBAの最初の商用ラマン分光器は、ほどなく1968年にCodergおよびSPEXの両社(現在のHORIBA Scientificラマン部門の前身)によって販売が開始されました。その後、フランスのJobin Yvon社(現HORIBA France)へと引き継がれ、その高度な分光技術によって洗練されたHORIBAのラマン分光技術は現在、世界をリードできるまでに成長しました。これからもHORIBAは、分光分析のパイオニアかつリーディングカンパニーとして歩み続けるため、たゆまぬ努力とお客様との協業により他に類を見ない先進のラマン分光分析技術を実現してまいります。なお、分光分析メーカとして世界でも類を見ない長い歴史を誇るHORIBA Franceは、2019年創立より200周年を迎えます。

ラマン分光分析装置発売開始50周年
おかげさまでHORIBAラマン分光分析装置は販売開始より50周年

1968年

CodergおよびSPEX社(後に、ともにHORIBA Scientificラマン分光部門の一部であるInstruments SA groupに吸収合併)がほぼ同時に初めてのラマン分光器を発売。

1972年

ホログラフィックグレーティングを開発。迷光レベルを劇的に低減。

1976年

イメージングにつながるラマン顕微鏡 MOLETMを発売。位置分解能、蛍光除去性能などが大幅に向上。

1978年

Jobin Yvon社よりツェルニーターナー型加算型ダブルモノクロメータU1000を発売。

1983年

非点収差を補正するトロイダルミラーを利用したSPEX TripleMateTMを商品化。

1986年

コマ収差を補正するためにカメラレンズを使用し、入光スリットの前面に円柱レンズを使用したDilor XY を発売。

1988年

Jobin Yvon社より T64000 トリプルステージラマン分光計を発売、ラマンスペクトル装置システムにおける非点収差を補正するホログラフィック特性を獲得。

1991年

プロセスアプリケーション用のラマンプローブを組み合わせた初の光ファイバーを設計。

1993年

コンパクトシングルステージ共焦点型ラマン顕微鏡 LabRAMが誕生。

1998年

深紫外線用、焦点距離800mmの分光計 LabRAM HR-800が誕生。

1999年

コンパクトラマン顕微鏡 LabRAM Infinityが誕生。


2002年

FTIR(フーリエ変換赤外分光光度計)とラマン分光分析装置を初めて一体型にしたコンビネーションLabRAM IR2が誕生。

2004年

全自動式ラマン共焦点顕微鏡ARAMISを発売開始。

2006年

高速マッピング技術 ラインスキャンを開発。

2008年

超コンパクト、移動可能式のベンチトップ共焦点ラマン顕微鏡XploRAが誕生、直感的なユーザーインターフェースとフルオートメーションで、ラマン分析はこれまで以上に簡便化。

高速ラマンイメージング機構SWIFTを開発。1ポイントあたり5msという測定時間を達成。

2009年

スキャンミラーの組み合わせにより実現した新たなイメージングモードDuoScanを開発、ラインスキャンかエリアスキャンのいずれかを選択可能。

2011年

透過型ラマン分光装置 Transmission Ramanを発売。

2013年

ユーザ志向型でパワフルな機能を誇るラマン顕微鏡ソフトウェアLabSpec 6を発売。

2014年

TERS測定が可能なナノラマン・イメージングシステムXploRA Nanoを発売、同一箇所の空間分解能、TERS(チップ増強ラマン分光)測定の集光率はいずれも過去最高*。AFM(原子間力顕微鏡)と分光顕微測定(ラマン、フォトルミネッセンス)の同時測定を実現。(*当社比)

2015年

1ポイントあたり1ms以下でのデータ取得が可能な超高速ラマンイメージングSWIFT XSを開発。

2016年

ラマン顕微鏡を用いた粒子分析ソフトウェアオプションParticleFinderを発売。

2017年

高感度キュベット試料対応ベンチトップラマンシステムMacroRAMを発売。

広帯域ラマン / PLに対応した色収差補正用対物レンズUVI 74Xを発売。

高速オートフォーカス、トポグラフィを組み合わせたラマンイメージング機能EasyNavを発売。

チップがサンプル表面に直接接触した状態で測定が可能なSpecTopTモードを開発、AFM-TERSチップのシャープネスを保持し、特性を際立たせることが可能。

ナノテクノロジーの革新的な統合スキャニングシステムプロバイダー、AIST-NT を取得、HORIBAのラマン分光分析計とAIST-NTのSPM技術との組み合わせにより、AFM-Ramanソリューションを提供することが可能。

2018年

励起ラマン利得/損失検出(Stimulated Raman Gain Opposite Loss Detection:SRGOLD)により、SRSイメージングの検出限界の改善を実現し、生体サンプルの分子イメージング取得が可能。