ラマン分光分析活用事例-定量分析

ラマン分光は、他の分析装置では検出・測定できない特殊な解析・評価が可能です。汎用的な定量性を求めることは難しいものの、ラマンピークを活用・応用することで、試料や測定環境に限定した定量分析を行うことができ、測定・評価の迅速化・簡易化を求めることが可能です。生産現場・品質管理等のプロセスでの適用、In/On-Lineとしての適用等、マクロラマンとしての活用等、ラマン分光の定量性を活用するニーズも増えています。

定量分析事例

循環する薬液濃度の管理

「紫外近赤外吸収分光分析法」による薬液濃度モニタで、24時間監視を実現しました。

紫外域と近赤外域の透過光を測定し、得られた吸光度スペクトルから薬液の濃度を算出する測定方法をご提案し、24時間リアルタイム監視を実現しました。非侵襲の測定のため、測定後の薬液はそのまま調合タンクへ戻して使用できることも大きなメリットです。

プロセスラマン

UV硬化樹脂の測定例

重合にともない、原料中のC=C二重結合が減少

重合反応プロセスの確認

独自開発の「プロセスラマン」でリアルタイムのモニタリングを実現しました。

反応層に取り付け可能なプロセスラマン装置を設計。分析室に光源・分光器を設置し、ファイバー接続で数十M先の反応層に導入しました。反応層への浸漬プローブや、分析窓越しの測定を実現し、リアルタイムでのモニタリングが可能です。

透過ラマン

錠剤中の有効成分を短時間で 高精度に計測

透過ラマン測定法では、数mm領域の試料を数秒で測定できます。

近赤外分光法よりも試料の粒子径や添加剤量に影響を受けにくい「ラマン分光法」をご提案。顕微ラマンなどの表面散乱光の観察ではなく、ラマン光を数mmの領域で透過測定する光学系を設計することで、有効成分の短時間かつ高精度な測定を実現しました。