バイオライフサイエンスアプリケーションノート
- タンパク質 -

【タンパク質の複合体形成】

ストップドフローを用いた血清アルブミンとクルクミンの相互作用解析

ストップドフロー測定を行うための高速ミキシング・アクセサリーを使って溶液中で起こる相互作用や化学反応を解析することができました。最近、高繰り返し周波数を持つ光源と組み合わせ、デッドタイムを大変小さくできるエレクトロニクスが利用できるようになり、効果的に高速に蛍光寿命を測定できるようになりました。この寿命測定のメリットは、検出信号の揺らぎの影響を受けない、つまり、光消光の影響を受けないことです。
ここでは、ストップドフローアクセサリーを装着し、光源に100MHz対応のDeltaDiodeを用いた蛍光寿命装置DeltaFlexシステムを使って、蛍光物質であるクルクミンを血清アルブミンとの混合物の相互作用をモニタした様子を紹介します。実験データから、結合により、蛍光寿命は一定で安定しているが、その発光強度は光消光により減衰している様子が観測できました。


【タンパク質相互作用】

微量サンプルにおけるタンパク質との相互作用解析

近年、食品として摂取可能な一連の化合物の中で、ヒトの体内でタンパク質との結合により相互作用を示すものが、重要な研究対象となっています。なかでもポリフェノール類は、健康意識の高まりから注目されてきました。


【プラズモン増強】

銀ナノ構造によるタンパク質蛍光のプラズモン増強

金属表面に蛍光分子を結合させるとプラズモン効果が見られます。金属増強蛍光と言うこともあり、光物理学的特性の増強として使われています。例えばゾルーゲル誘導シリカや多糖膜といったホスト材料に、硝酸銀に光照射を行うことにより、金属構造をIn-situで作成することができます。こういった技術を用いれば、表面の増強装飾が制御でき、ラボ向けチップのアプリケーションが期待できます。その様子を、蛍光色素(FITC)で標識したタンパク質の蛍光観察により示します。