
自動血球計数装置 Pentra 60 LC-5000
Overview
自動血球計数装置 Pentra 60 LC-5000は、わずか全血53μLの検体吸引量で白血球5分類の測定までが可能な、超コンパクトな装置です。「検体数は少ないけれど、白血球の5分類も行いたい」という施設にもぴったりです。また、夜間や緊急用、バックアップ用としても幅広く使用されています。
Features
全血(53μL)の微量な検体吸引量で白血球5分類まで測定
弊社独自のMDSS(Malti Distribution Sampling System)技術の採用により、微量な検体吸引量(CBC+DIFFモード:53μL、CBCモード:30μL)で測定できます。そのため、十分な採血量を得にくい患者さんでも全血で測定することが可能です。
さらに白血球は5分類だけでなく、異型リンパ球、大型幼若細胞まで測定することができ、有用な情報を得ることができます。- コンパクトボディー
希釈液以外の試薬を全て装置内に収納しますので、設置面積が非常に少なくてすみます。また、試薬庫は装置前面にありますので、交換もしやすくなっています。また、空圧源として、コンプレッサではなくエアシリンダを採用しているので、音も静かで、診察室でも診察を妨げず、設置場所を選びません。 - 簡単操作、高速測定
操作はディスプレイを見ながら行う対話方式(日本語表示)で、誰にでも簡単に測定が行えます。また、患者IDをキー入力、オプションのバーコードリーダーで入力することができます。検体の前処理の必要もなく、1分以内に結果が得られます。簡単操作で迅速に結果を得られるため、中規模施設でのメイン機として、また、大規模施設での緊急・バックアップ用として最適です。
高度な技術で信頼のデータを提供
■ MDSS(Multi Distribution Sampling System)
弊社独自のMDSS技術の採用でCBC+DIFFが53uLの検体吸引量で測定可能です。
プローブから吸引された検体は、それぞれのチャンバーに一定量分注されます。分注された検体は、渦巻状の試薬の流れに投入されます。これにより試薬と検体を均等に攪拌し、同時にプローブを洗浄します。
■ DHSS(Double Hydrodynamic Sleeving System)
DHSSはフローセル内で、細胞容積と細胞の内容を測定する独自の技術です。
エオジノフィックスⅡにより全血検体の赤血球は溶血され、白血球を自然な状態で固定します。前処理された血球は電気抵抗法によりその容積を、光透過法により血球の内部構造が解析されます。容積測定と透過光量の測定に200μ秒の時間差を与えることで細胞と気泡の区別ができ、正確な白血球分類が得られます。
このようにして得られた各細胞についての情報を、縦軸に内部情報(透過光量)、横軸に容積情報としてプロットし見やすい2次元のLMNEマトリクスとして表示します。
■ QCP (Quality Control Program)
HORIBA メディカル精度管理オンラインプログラム
弊社の血球計数装置をお使いのお客様において、精度管理のデータをオンラインで送信することができます。
機器の正確さ、精密さをリアルタイムに評価可能です。
販売名:自動血球計数装置 LC-5000
製造販売届出番号:26B3X00002220003
一般医療機器 特定保守管理医療機器
Manufactured by HORIBA, Ltd.
Specifications
販売名 | 自動血球計数装置 LC-5000 |
|---|---|
形式名 | LC-5000 |
測定項目 | <CBCモード> |
検体吸引量 | <CBCモード> 30μL |
測定時間 | <CBCモード> 約60秒/測定 |
試薬・消耗品 | 希釈液 |
入出力 | バーコードリーダー(オプション) |
電撃に対する保護の形式 | クラスI 機器 |
電源 | AC100~240V |
消費電力 | 200VA以下 |
寸法 | 444(W)×481(D)×516(H)mm |
質量 | 約35kg(本体) |
付属品 | グラフィックプリンタ |
オプション | バーコードリーダー |



