導入施設の紹介

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香川県
四国動物医療センター

センター長 入江 充洋先生

動物の医療を通じて人と動物の絆を大切に考えております。

使用機器: 動物用自動血球計数装置 Microsemi LC-662
測定項目: 血液検査(血球計数)
検査件数: 60~70件/日

「どこが何の原因でそうなっているのか?確定診断なく的確な治療は施せない!」この師匠からの言葉を胸に日々治療にあたっています。

Q1
健康診断などが始まる4月からは1日何件程度の血液検査を行っていますか?
A1
現在は予約制にしていますので、1日60~70件程度です。予約制を導入する以前のフィラリア予防の時期では、多い時は1日に約150件の血液検査を行っており、最長で3時間待ちという状況でした。
Q2
健康診断はどの程度の時間をかけていますか?
A2
身体検査を入れて、検査結果が出るまでに20分程度かかっています。その間に触診などを行って、ご家族をお待たせする時間が、できるだけ少なくなるようにしています。
ただ、お待たせする時間というのは、検査に使用している装置の測定時間次第となります。血液検査結果を待つ時間ほど患者さんにもご家族にもきついことはないので、検査結果が速く得られるに越したことはありません。
当院では、検査件数が多い健康診断の時期などには、迅速に測定結果が得られることを重要視しています。そのため、特殊な場合を除き、使用する装置もより速く結果が得られるものを使用しています。

測定装置で分類が表示されれば、目視で確認する際の指標となり、効率よく塗抹標本での確認が行えます。

Q3
迅速性の他に、装置を選定する際に重要視するポイントはありますか?
A3
測定結果が正確であることです。迅速性や操作性というところも重要ですが、得られたデータが正確であれば、安心して診断、治療へとつなげることができます。
Q4
四国動物医療センターでは、健康診断時にどういった手順でCBC項目を測定していますか?
A4
採血後、ルーチン検査には操作が簡単で、結果がすぐにわかる、自動血球計数装置で測定しています。同時に塗抹を作成し、自動血球計数装置の結果と共に、カウントを行っています。もちろんHct管によるHct値の確認も行っています。また、当院のCBC項目の中にはHct管を利用し、TP(総タンパク)をみるというところまで入っていますので、Hct値を確認した後は、そのままTPの確認を行い、CBC項目を記入するという形を取っています。
Q5
健康診断やフィラリア検査時に異常が発見されることはありますか?
A5
少なからずあります。健康に見えても、TPまで確認すると、TPが低いというのはよくあります。また、白血球総数では正常でも、CBC項目全体では異常値を示すということもありますので、塗抹をしっかり確認しないといけない症例は多くあります。いずれにしても、いかに早い段階で異常をキャッチできるかどうかが重要です。また、症状がないバベシア症を診断することもあります。
Q6
塗抹標本を確認しなければならない具体例をご教示ください。
A6
白血球総数は10,000/μlで正常な範囲ですが、その内訳がリンパ球ばかりの10,000/μlであれば、異常となります。問題なのは好中球で、炎症があるのに正常値を示す場合があります。また、炎症があるにも関わらず、白血球総数が少ない場合は、敗血症が疑われます。白血球は総数だけを確認するのではなく、分類を確認することにより、正しく患者の状態を把握できます。数値だけでは見逃すことがあるので、「常に異常は隠されている!」と思い、血液検査をする場合は塗抹標本で確認するように習慣付けています。
施設インフォメーション

〈1次診療〉

ホームドクターとして、予防獣医療から高度医療まで。

〈2次診療〉

ホームドクターからのご紹介が必要です。

※要予約


腫瘍科 / 外科 / 内科 / 整形外科 / 歯科・口腔外科 / 眼科 / 脳神経科 / 循環器科 / 画像診断科 / 腎泌尿器科 / 皮膚科 / リハビリ科 / 総合診療科

編集後記

入江先生は腫瘍科と内科をご専門にされており、その他の専門科に関しては、専門医を呼んでの診療となっています。先生自身、闘病経験がおありで、骨髄提供を受けたこともあるそうです。そういった経験がおありだからこそ、動物の立場にたった治療を第一に考えていらっしゃるのだと感じました。また、今後どのような治療にご尽力されたいか伺っていると、行っていきたい治療の内容を次々と話されており、まだまだ助けたい命があるのだと感じました。

(2013年8月取材)

※掲載している情報は取材時点のもので、現在とは異なる場合がございます。

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