導入施設の紹介

main

東京都
王子ペットクリニック

院長 重本 仁先生

使用機器: グルコース分析装置
血液化学測定装置 他

600mg/dl以上の血糖値の変動を確認することで、糖尿病治療を的確に行っています。

Q1
痙攣による来院患者には血糖測定を行いますか?
A1
すべての痙攣患者に血糖値を測定するわけではないのですが、仔犬や仔猫の急患、あるいはインスリノーマが疑われる場合には、必ず血糖値を測定します。
Q2
高血糖状態で来院される患者も少なからずいると伺いますが、その際には、どのようなところに着目して治療されていますか?
A2
600~1000mg/dlの範囲の血糖値に着目しています。
高血糖状態の場合は、600~1000mg/dlの範囲の血糖値に対する治療の仕方があります。インスリンを投与しながら、インスリンが効いているか、急激な血糖値の降下がないかなど、血糖値がどのように下がっているのかを細かく見ることで、治療が良好かどうか確認しています。
Q3
犬、猫以外のエキゾチックアニマルも来院されると思いますが、どのようなときに血糖管理を頻繁に行いますか?
A3
フェレットが来院し、インスリノーマを引き起こしているときには、頻繁に血糖管理を行います。
フェレットはインスリノーマを引き起こしやすく、引き起こした場合には頻繁に血糖値を確認しなければなりません。血液量もあまり採れない動物ですので、微量で迅速に測定できることが、患者の負担を減らすことにつながります。
Q4
どのような症例のときに、術中の血糖管理を行いますか?
A4
門脈体循環シャントの症例には、必ず血糖管理を行っています。
当院では肝臓専門医療を行っており、門脈シャント手術を行っています。門脈シャントの場合には、低血糖を引き起こす患者が10症例に対して1例程度と多く、血糖値の管理がかかせません。手術中ももちろん確認しますが、手術後に関しても3日間ぐらいは 2、3時間おきに血糖値を測定し、低血糖になっていないかモニタリングしています。
Q5
手術中にも血糖管理を行うと伺いましたが、手術中に行う血糖値の測定方法を教えてください。
A5
方法はさまざまですが、当クリニックでは、手術中に動脈から採血をし、その場で血糖を測定する方法を取っています。動脈からの採血は、動脈内に留置針を留置し、そこからシリンジで採血しています。患者の状態をリアルタイムに反映するため、迅速な処置が可能となります。
手術時における血糖管理のための血液採取方法
手術中に動脈へ留置針を留置
留置針から動脈血を採取
グルコース分析装置で血糖測定
施設インフォメーション
編集後記

最近移転され、ビル全体が「王子ペットクリニック」に。スタッフの方が万全の態勢で臨めてこそ、いい治療ができるという院長の考えから、病院内に仮眠室があるそうです。「疲れているならその場で休め。寝てもいい。」とおっしゃる重本先生。スタッフに優しい病院環境を整えることで、患者さん、飼い主さんに質のいい医療を提供されていると感じました。

(2012年8月取材)

※掲載している情報は取材時点のもので、現在とは異なる場合がございます。

トップへ戻る

サイトサポート

© HORIBA, Ltd. All rights reserved.