
Application
直挿形空燃比計 MEXA-730λ
概要
操作性・視認性に優れたパネルを新採用
センサデータのメモリ機能追加によりバックアップデータの復帰が可能
従来のMEXA-700λIIは、世界で多数の稼動実績を誇るHORIBAの空燃比計測技術を結集し、最高水準の性能を備えていました。
この度HORIBAが提案する新しい直挿形空燃比計・MEXA-730λは、従来の高性能を引き継ぐとともに、さらに操作性に優れ見やすいパネルを採用した新設計になりました。
また、センサデータのメモリ機能を追加したことで、あらかじめ設定したデータをバックアップし、必要時に復帰させることができます。これにより、万が一データが消失しても、再設定の手間が省けます。
エンジンの空燃比・空気過剰率・酸素濃度測定など、研究室から車載によるリアルタイム計測にいたるまで、一台で多様な用途に対応します。
特長
ディスプレイ表示例
背景色が黒に変わり、表示が見やすくなりました。
用途
- エンジン研究開発
- エンジンチューンナップ
- 触媒開発
- 排ガス調整
- 車載計測
- ECU調整
空燃比測定の多彩なシーンに
空燃比計測専用センサで安定性を保証
研究開発でのシビアな測定ニーズに対応できるよう、車載用センサの流用ではなく、空燃比計測専用に設計したセンサを使用。精度を保証するために全数検査も行い、空燃比測定の基準器として活用できる安定性を提供します。
従来品のMEXA-700λ・MEXA-700λIIのセンサもMEXA-730λで使用可能です。
リーンバーンエンジン開発にも活用できるワイドレンジ
エンジン開発のさまざまなニーズに対応できるよう空燃比計測専用センサを用いてワイドレンジを高精度に計測。リーンバーン(希薄燃焼)エンジンの測定など、多様なエンジン開発の最前線で実力を発揮します。
多様な計測シーンに対応する従来の汎用性を継承
車載から、多チャンネル対応の縦積み、19インチラックへの組み込みなど、多様な計測シーンに対応する汎用性を、MEXA-700λIIから引き継ぎました。測定の現場を知り尽くしたHORIBAならではの発想が、その設計に盛り込まれています。
19インチラックにも納まるコンパクト設計
排ガス測定の世界標準機、MEXA-7000シリーズの19インチラックへの組み込みも可能。
多チャンネル測定用途のために縦積も可能に
気筒ごとの空燃比測定など、多チャンネル測定の使い勝手を考慮し、縦積みも横配置もコンパクトに実現。
小型DC駆動なので車載計測として活用可能
オプション
校正ユニット(水バブラー)※1
※1 基準ガスによる校正時には必ず使用してください。
製造会社: HORIBA
仕様
表示範囲 | A/F:3.99〜500.0 |
|---|---|
A/F測定精度 | (保証範囲 9.5〜200A/F、常温常圧モデルガス使用): |
応答速度 | Typical 80ms (Max.150ms) |
デジタル | RS-232C(標準) |
アナログ | DC 0〜5V(微調整可能) |
H/C設定 | 0.00〜9.99(SETキーにより設定) |
O/C設定 | 0.000〜6.811(SETキーにより設定) |
校正ガス | 大気または標準ガス |
耐振動範囲 | 0〜294 m/s2 |
メモリ | 4年間 |
電源 | DC10〜30V, 50W |
外形寸法 | 130(W)×170(D)×75(H)mm |
質量 | 約1.1kg(本体) |
UEGOセンサ仕様(センサ毎にデータシートを添付)
測定ガス温度 | -7〜900℃ |
|---|---|
ヒータ温度制御 | PID制御 |
6角対辺寸法 | 22mm |
締付トルク | 40±4N・m |
付属品
UEGOセンサ1本、センサケーブル(10m)1本、DC電源コード1本、記録計コード1本
オプション
AC電源ユニットPSU-700、2チャンネルラックキット(AC電源アダプタ付)、センサケーブル(5m、20m)、校正ユニット、センサ取付ナット、閉栓ボルト、RS-232Cケーブル






