ブレーキテストシステム GIANT Evoシリーズ

GIANT Evo は、小型車から中型SUV、ミニバンクラスまでの各車両に対応する慣性式ブレーキダイナモメータで、プラグ&プレイ設計のモジュール式システムです。各国におけるブレーキ試験規格および顧客独自のブレーキ試験を簡単に実行できます。

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概要

HORIBA は、90年以上の製造実績と継続的な改良の歴史に基づき、最新の慣性式ブレーキダイナモメータGIANT Evoをリリースしました。
新しいGIANT Evo は、現在および未来のブレーキ市場において増加する要求やニーズに合わせて開発されました。小型車から中型SUV、ミニバンクラスまでの各車両に対応する慣性式ブレーキダイナモメータの代名詞となりえる製品です。
GIANT Evo の特徴は、プラグ&プレイ設計のモジュール式システムです。短期据え付け、配線、再設置が容易で、耐久性にも優れています。
また、各国におけるブレーキ試験規格および顧客独自のブレーキ試験マトリックスにおいて試験手順を簡単に実行するためのSTARSブレーキアプリケーションを提供します。
STARSブレーキアプリケーションは、テストスケジュールの管理・データ計測・試験用途に応じたディスプレイ画面や自動帳票出力機能において試験の準備・実行・解析が容易となっており、開発試験の効率化に寄与します。

STARS ブレーキアプリケーションの例

  • AK マスター、AK ノイズ、SAE J2521、SAE J2522、JASO C406、JASO C419、JASO C436、ECE R90
  • 顧客独自の試験マトリックスの実績50 種類以上

GIANT Evo は全システムに共通のダイナモ基本モジュールを備えた4 種類の試験モデルをご用意しています。全てのモデルが操作性に優れた最新のハードウェアとソフトウェアを備えており、試験用途に応じて、テストステーションの大きさや各種オプションを選択し、カスタマイズが可能です。

GIANT Evo Core Module

ダイナモ基本モジュール

GIANT Evo PERFORMANCE

基本性能試験用途 

テールストックを装備した省スペーステストステーション。基本性能試験、摩耗試験、DTV 試験などに最適です。

GIANT Evo UNIVERSAL

拡張性能試験用途

クランピングアングルを装備した幅広型テストステーションにより広範囲な試験に対応。基本性能試験、摩耗試験、DTV試験、基礎NVH試験などに最適です。

GIANT Evo NVH PURE

基本NVH 試験用途

分割テストステーションによりフルサイズのNVH試験に対応。お客様の試験チャンバにあわせて設計されます。

GIANT Evo NVH

拡張NVH 試験用途

幅広型の分割テストステーションにより広範囲なNVH試験に対応。サスペンションAssy を搭載して試験できます。 

オプション

NVH計測システム

ブレーキから発生する振動や鳴き評価用のFFT 計測アナライザです。
STARSブレーキ自動運転・データ計測装置と連動し、ブレーキの作動条件下における音振動解析および評価を行います。弊社のNVH計測システムは欧州のブレーキ業界に基づく音振動評価規格EKBに基づいています。(GIANT Evo PERFORMANCEを除くシリーズのオプション)

残余トルク計測用テールストック

HORIBA のテールストックは、効率的な設計で高トルク(最大6,000 Nm)と超低トルク(最大300 Nm)の両方のブレーキ試験を可能にします。SPARCブレーキダイナモコントローラとSTARS自動運転・データ計測装置を用いて、最大限の精度による計測を実現します。さらに、テールストックは基本的なNVH試験ユニットと機能を搭載した汎用性の高い適合インターフェースを備えています。(全シリーズオプション)

DTV計測システム

DTV計測システムはブレーキ試験中のブレーキディスクの厚みを計測します。ブレーキディスクそばに取り付けた最大6つの静電容量式センサで、フェード試験や低温環境下での試験が可能です。速度1,000 rpm、計測周期1 kHzで、6°毎に1回転で計60サンプリングできます。(全シリーズオプション)

ダイナミックベンチレーションシステム

テストブレーキを冷却し、ブレーキ試験で発生するブレーキダストを除去します。また、実車に搭載して走行した場合のテストブレーキ周辺の冷却風を再現できます。(全シリーズオプション)

散水装置&路上ダスト噴射装置

テストブレーキを、実車搭載時と同じ環境条件に置くことができます。散水装置は、雨天条件下はもとより洗車後のようなさまざまな湿潤条件を再現するために、霧吹き状やスプリンクラー状などに対応できるノズルを備えています。また過酷な路上粉塵下のブレーキ性能を試験するための路上ダスト噴射装置も取り揃えています。(全シリーズオプション)

静的ブレーキ試験用補助駆動装置

駆動モータの後部に取り付けられ、主軸に連結しています。ACモータと減速ギアボックスの組み合わせで、0~10 rpmで最大5,000 Nmの静的ブレーキトルクを発生させることが可能です。(全シリーズオプション)

STARS Brake 自動運転・データ計測装置

STARSプラットフォームは、ブレーキ試験における自動運転・データ計測を統合したシステムで、幅広いアプリケーション機能を提供します。これらの機能を一つにまとめたことで、ブレーキ試験に要求される全ての試験プログラムに対応し、試験の自動化・効率化とともにデータ処理・解析を自動で実行することが可能です。

特長

  • ユーザレベルに応じたワークフロープロセスにより試験開始から終了までの試験の流れを簡単に設定可能。
  • 試験プログラムの管理や試験条件の設定はエクスプローラフォルダで登録でき、試験の管理が容易。
  • 乗用車用ブレーキ試験に求められる試験のプロトコルをあらかじめインストールして納入するので、納入後すぐに試験を実行可能。
    試験プロトコル例:AK、JASO、FMVSS、SAE、ECEなど
  • 電気慣性シミュレーションと走行抵抗シミュレーションを実行可能。
  • 供試体の温度、圧力などの計測に加え、試験装置自体の各種モニタリングを行い、安全な試験を保証。
  • 自動運転をはじめ、手動による簡易試験にも対応。供試体取り付け時のセットアップ用ハンドリモコンを装備。
  • 温度、圧力、速度、トルクなどの計測データをリアルタイムに処理し、自動帳票出力まで対応。

SPARC Brake ブレーキダイナモメータコントローラ

SPARC Brake は慣性式ブレーキダイナモメータのために最適化されたデジタルコントローラです。どんな特殊な試験環境にも対応するため、より柔軟に設計できるモジュールデザインを採用しています。
また、複雑な制御アルゴリズムを用いて、ブレーキテストの幅広いアプリケーションに対応する高精度のブレーキアクチュエータで制御します。シンプルな静的ブレーキ試験からダイナミックなシミュレーション試験まで、現在および未来のブレーキ試験の要求に対応することができます。

特長

  • ブレーキ試験の幅広いアプリケーションに最適な計測。
  • 最大5 kHz の高速データ収録。
  • 調整可能なデジタルシグナルフィルタ。
  • 最新グラフィカルユーザインターフェースで試験概要の確認が簡単。
  • 1 kHz の最適化制御アルゴリズム。
  • デジタル制御設計により正確で再現性の高い計測結果。 

製造会社: HORIBA

仕様

GIANT Evo 基本仕様 

主駆動ユニット

DC モータ

駆動動力

220 kW

回転数範囲

0~2,200 rpm

最大ストップトルク

2,500 Nm

静的ブレーキトルク

0~5,500 Nm

基本慣性ユニット

20 + 25 + 55 kgm2

基本慣性ユニット組み合わせ

20 / 45 / 75 / 100 kgm2

電気慣性シミュレーション範囲

5~200 kgm2(以下の条件において)
・速度範囲:0 ~ 100 km/h
・減速度:0 ~ 8 m/s2
・タイヤ有効半径:316 mm

ブレーキ圧力(最大値)

20 MPa

最大昇圧連度
(テストブレーキにより変化)

100 MPa/s

周囲温度・湿度

+5~+40℃ / 20 ~ 80 %Rh(結露なきこと)

環境試験温度範囲

-20~+50℃(オプション-40~+50℃)
※GIANT Evo PERFORMANCEは除く

 

 

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