計測機器からのビッグデータ活用を国立大学法人滋賀大学と研究開始

|   ニュースリリース

データサイエンスにおける連携・協力に関する協定締結

国立大学法人滋賀大学(学長:位田 隆一、以下「滋賀大学」)と株式会社堀場製作所、株式会社堀場エステック、株式会社堀場アドバンスドテクノは、データサイエンスの研究及び人材育成の分野において連携・協力し、計測機器からのデータ活用による新たな価値の創出に貢献することを目的とした協定を締結しました。

(写真向かって左から滋賀大学 須江 理事兼副学長、堀場製作所 専務取締役 足立)

HORIBAグループは、世界各国で、自動車計測システム、大気・水・土壌などの環境規制に伴う環境計測器、医療分野での血液検査器、半導体製造工程で使用するガス・液体流量制御器、最先端科学技術分野で使用される分光分析装置など、5つの分野で様々な計測機器を提供しています。
これらの計測機器から得られるデータは膨大ですが、今後は、IoT(Internet of Things)や5G(第5世代移動通信システム)などのインフラが発達していくことで、データ収集は容易になることが予測されます。また、これら蓄積されたビッグデータをAIで解析した情報から、HORIBAグループは、新たな付加価値の創造に取り組んでいく次第です。

しかしながら、データ分析の専門家であるデータサイエンティストは、日本国内で人材不足が課題となっています。こうした背景から、国内初のデータサイエンス学部を設立した滋賀大学と、HORIBAグループは、高度な人材を育成するとともに、共同研究を通し、ものづくりとデータサイエンスの技術で社会に貢献していきます。


本協定書による連携内容

  • ビジネス分野におけるデータサイエンスの応用と新たな手法の研究開発を行う
  • 実務データを用いた演習教材の開発について協働する
  • データサイエンス分野における人材育成に取組む

 

共同研究のテーマ事例

堀場製作所
 ・クラウド上で車両の走行データを管理・運用するサービス
堀場エステック
 ・ガス/液体の流量制御機器(マスフローコントローラー)の生産性向上
堀場アドバンスドテクノ
 ・排水処理施設の運用負担軽減