硫黄酸化物(SO2)濃度測定装置 APSA-370

概要

SO2濃度測定装置APSA-370は、JIS B 7952「大気中の二酸化硫黄自動計測器」に規定された紫外線蛍光法(UVF 法)に基づく測定装置です。芳香族炭化水素カッタを内蔵し、干渉成分を低減しています。また、低バックグラウンドを実現する独自の測定セルにより、高感度・高安定性を確保しています。

用途

  • 大気汚染監視
  • クリーンルーム内の雰囲気監視
  • 文化財の保存環境

特長

  • 高感度・高安定性を実現
    独自の検出部構成、光学系を採用しているため、低バックグラウンドで、高感度・高安定性を実現しました。
  • 干渉成分の影響を低減
    芳香族炭化水素カッターを内蔵し、干渉成分の影響を低減します。
  • 自動校正が可能
    標準ガス発生器(SGGU-610;APSA-3700に内蔵可能)との組合わせにより自動校正が可能です。
  • データの回収が可能
    コンパクトフラッシュ®カードに直接データを読み込み、データ回収が可能です(オプション)。
  • リモート操作が可能
    データインターフェースの充実、リモート操作が可能です(LAN接続端子、RS-232C)(オプション)。

※コンパクトフラッシュはサンディスク株式会社の登録商標です。

関連アプリケーション


製造会社: HORIBA

仕様

項目

仕様

測定成分

大気中の二酸化硫黄(SO2

測定レンジ

標準:0 〜 0.05/0.1/0.2/0.5 ppm
オプション:0 〜 0.05/10 ppmの間で最大レンジ比20倍5レンジ以内
自動レンジ切替、外部切替可(オプション)

最小検出感度

0.2 ppmレンジ以下:0.5 ppb(2σ)
0.2 ppmレンジ超:フルスケールの0.5%(2σ)

繰返し性

フルスケールの±1.0%

直線性(指示誤差)

フルスケールの±1.0%

ゼロドリフト

0.2ppmレンジ以下:±2.0ppb/日 ±2.0ppb/週
0.2ppmレンジ超:フルスケールの±1.0%/日 フルスケールの±2.0%/週

スパンドリフト

フルスケールの±2.0%/日 フルスケールの±4.0%/週

周囲温度変化に対する安定性

周囲温度範囲内5℃変化でドリフトを満足する

応答時間

装置入口より90%応答 180秒以下

干渉影響

NO 140 ppbにて
  0.2 ppmレンジ以下:±3 ppb
  0.2 ppmレンジ超:フルスケールの±2.0%
トルエン 0.1 ppmにて
  0.2 ppmレンジ以下:±4 ppb
  0.2 ppmレンジ超:フルスケールの±2.0%
水分(25℃ 80%)にて
  0.2 ppmレンジ以下:±3 ppb
  0.2 ppmレンジ超:フルスケールの±2.0%

試料ガス採取流量

約0.7 L/min

補助ガス

なし

表示

タッチパネル式LCD(バックライト付、有効桁数4桁)、測定値、レンジ、アラームなど

アラーム

校正エラー、バッテリエラー、圧力エラー、光量エラー、電源断など

入出力

0 〜 1 V
瞬時値および1時間平均値(積算値)または平均値の2系統
接点入出力(レンジ、外部リセット、テレメータ故障、アラームなど)
RS-232C(オプション)

周囲温度・湿度

0 〜 40℃ 相対湿度 85%以下

電源

AC 100 V ±10 V 50/60 Hz

外形寸法

430 (W) × 550 (D) × 221 (H) mm

質量

約19 kg

注記 : 上記仕様は環境大気常時監視マニュアルおよび JIS に準拠しています。

外形寸法図・他(単位:mm)

外形寸法図 (mm)

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