Industry
加熱型NOx測定装置 MEXA-1170HCLD
概要
既存設備を活かして設備を充実したい、場所を取らずにNOx計測を行いたい──エンジン排ガス測定の現場の声にお応えして誕生した、HORIBAのMEXA-1170HCLDシリーズ。ガソリン、ディーゼル、LPGエンジン等からの排ガスに含まれるNO、NOxのリアルタイム測定に最適な高機能をコンパクトボディに集約。単成分計としてはもちろん、MEXA-7000シリーズに追加することも可能です。※
※追加搭載を希望される場合は、別途お問い合せください。
特長
- 化学発光(CLD)法によるNO、NOxをリアルタイム高感度測定。
加熱型の化学発光(CLD)法の採用により、NO、NOxを高感度にリアルタイム測定。NOxを高感度にリアルタイム測定。NOに対して極めて感度が高く、他成分からの干渉影響を受けにくいNOx測定が可能です。常圧式と減圧式の2タイプをご用意しました。
- コンパクト設計で高信頼。
本体にポンプを内蔵することでコンパクト化を実現。場所を取らず手軽に計測することが可能です。しかも検出部にMEXA-7000シリーズと同等のものを使用するなど、随所にMEXAならではの高信頼性を受け継いでいます。
- MEXA-7000からの一括オペレーションが可能。
NO、NOxの単成分分析計としての使用はもちろん、MEXA-7000の分析計としてコントロールユニット(MCU)から一括オペレーションが可能です。ホスト通信にはLANもしくはシリアル(RS-232C)が選択できます。
基本構成ユニット
システムフロー図
MEXA-1170HCLDA(常圧タイプ)
MEXA-1170HCLDV(減圧タイプ)
製造会社: HORIBA
仕様
製品名 | エンジン排ガス測定装置 |
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型式 | MEXA-1170HCLDA(常圧タイプ) |
用途 | ガソリン・ディーゼル・LPGエンジン等の排ガスの測定 |
測定成分 | NO、NOx |
測定原理 | 加熱式化学発光(CLD)法 |
測定範囲 | NO/NOx: 0-10/20/50/100/500/1000/2000/ |
入出力形式 | 液晶画面表示 アナログ出力:0-1 V/0-10 V(いずれか指定) |
サンプルガス | MEXA-1170HCLDA(常圧タイプ):3.0±0.5L/min |
サンプル | -5〜30kPa |
応答速度(T90)※1 | MEXA-1170HCLDA(常圧タイプ)T90: |
サンプルライン | MEXA-1170HCLDA(常圧タイプ)T90: |
ノイズ | 5分間の連続出力のノイズ幅としてフルスケールの2.0%以下 |
直線性 | フルスケールの±1.0%以内 |
再現性 | ゼロ:フルスケールの±0.5%以内 |
ドリフト | ゼロ:フルスケールの±1.0%/8h以内 |
設置環境 | 周囲温度:5〜40℃ |
電源 | AAC 100/110/115/120/200/220/230/240V、 |
電源容量 | Max. 約1.5 kVA |
外形寸法 | 分析計ユニット:508(W)×690(D)×143(H)mm |
質量 | MEXA-1170HCLDA(常圧タイプ):分析計ユニット 約18kg |
オプション | 加熱フィルタ(サンプリングプローブ付き) |
※1 T90は5%応答から90%応答までの時間