デジタルマスフローコントローラ SEC-N100 Series
概要
10 SCCMから1000SLMのワイドな流量制御範囲、デジタル・アナログ、 DeviceNet™, CC-Link®、PROFIBUS™, EtherCAT®から選べる通信方式を持つ多様な産業やアプリケーション向けの汎用モデルデジタルマスフローコントローラです。±1.0% S.P.の高精度、フルレンジ1秒以内の高速応答、マルチレンジ/マルチガス機能も兼ね備えています。
特長
- 選べる通信方式
デジタル/アナログ、DeviceNet™, PROFIBUS®, CC-Link®, EtherCAT®をラインナップ
通信方式 | 駆動電源 | 製品型式 |
デジタル通信 ・RS-485 F-Net protcol アナログ通信 ・0~5VDC | ±15VDC(±5%)※ | SEC-N102 Series |
DeviceNetTM通信 | ODVA規格 | SEC-N104 Series |
CC-Link®通信 アナログ通信 ・0~5VDC 0~10VDC ・4~20mA | 24VDC(13~32VDC) | SEC-N105 Series |
プロフィバス通信 アナログ通信 ・0~5VDC 0~10VDC ・4~20mA | プロフィバス規格 24VDC(13~32VDC) | SEC-N106 Series |
EtherCAT®通信 | EtherCAT 規格 24VDC +/-4V | SEC-N107 Series |
10 SCCMから1000 SLMまでのワイドな流量制御範囲
流量制御範囲はフルスケール流量値の2%から行えます。
- 高精度:±1.0% S.P.流量精度の向上
セットポイント精度を実現したデジタル補正機能を搭載 - 全流量域にわたる高速応答:フルレンジ1秒以内
- マルチガス/マルチレンジ機能を搭載
ユーザーサイドでガス種・フルスケール流量を変更可能。
製造会社: HORIBA STEC
測定原理
流量精度の向上
- セットポイント精度を実現したデジタル補正機能を搭載
多項式近似曲線による高度なデジタル流量補正を施す事により、全流量域における流量精度の向上を実現しました。また多種のプロセスガス流量を高精度流量計測システムを用いて計測し、プロセスガス流量精度の向上を図っています。
全流量域にわたる高速応答
- 新開発のVariable PIDアルゴリズムを搭載:フルレンジ1秒以内
全流量域にわたる高速応答を可能とするVariable PIDアルゴリズム(特許出願中)を新たに搭載しました。Variable PIDアルゴリズムとは、設定流量に応じた最適PID係数を用いる制御方式です。フルスケール流量・ガス種の変更後も高速応答を実現しています。ハイエンドモデル:SEC-Z500X Seriesに標準搭載し半導体プロセスにおいて高い評価を得ています。