特集論文:HORIBAの最新自動車実験棟“E-LAB”

製作者: 駒田 峰之, 大槻 喜則, 佐藤 康貴, 熊谷 樹, 伊藤 和哉, 伊藤 誠

2016年11月30日


「より高い精度で」計測したいという要求は,排ガス計測のもっとも基本的,かつ究極の課題だといえる。そのためには,単に実験室レベルで分析計の性能を高めるだけではなく,実排ガス中の測定対象外成分からの干渉影響の把握と排除,排ガスを分析計へ導くサンプリングシステム最適化などの技術も必要となってくる。また,エンジンや車両の排ガス計測時の負荷を再現するためのエンジンダイナモやシャシダイナモといったメカトロニクス(MCT)製品にも高い性能が求められる。このような視点に立つと,計測システム開発の過程においては,実際のエンジンや車両を用いて要素技術・製品の検証を行うことが不可欠である。HORIBAは,そのための試験設備を社内に持つことを早い段階から志向し,1977年には,排ガス試験のできる商品テストセンタ,1990年には自動車試験ラボ「アクティブゾーン21」を稼働させた。本稿では,これらに続く第三世代のラボ設備として,2016年にびわこ工場E-HARBORに完成した新実験棟「E-LAB」を紹介する。 

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