多機能蛍光分光


蛍光分光測定装置 Fluorolog-3


モジュール型蛍光分光光度計 Fluorolog-3は、これまでになかったコンポーネント組み合わせタイプの蛍光分光測定装置です。予算、実験目的に最も適した各種コンポーネントを自由に選択できるため、フレキシブルなシステム構築が可能です。感度・波長範囲・時間分解能・迷光除去・温調・偏光測定など目的に応じてカスタマイズ可能です。しかも一体型の蛍光分光光度計と同様に一つのソフトウェアで装置を制御し容易に使用できます。 HORIBA最高峰の蛍光分光装置Fluorolog-3シリーズは様々な分野での先端研究で使用され、世界の科学技術の発展に貢献しています。

  • 高輝度ランプによる高感度
  • 複数の検出器を搭載でき幅広い波長に対応
  • ダブル分光器による超低迷光
  • 散乱影響の強いサンプル用光学系搭載
  • 蛍光寿命機能アップグレード可能
  • 量子収率測定アップグレード可能
  • 低温・高温測定対応可能

ラインアップ


モジュール型蛍光分光光度計 Fluorolog-3

モジュール型蛍光分光光度計 Fluorolog-3は、これまでになかったコンポーネント組み合わせタイプの蛍光分光測定装置です。

蛍光寿命測定装置(TCSPC法) SPEX Fluorolog-3 + TCSPC

時間相関単一光子計数(TCSPC)方式の蛍光寿命ユニットを後付けでSPEX Fluorologにアップグレードすることができます。これにより超高感度の定常スペクトル測定(積分球による量子効率測定)から蛍光寿命測定までの幅広い蛍光分光分析を1台の装置で対応できるようになります。

モジュール型近赤外蛍光分光光度計 Fluorolog-NIR

近赤外(NIR)対応の検出器をFluorologユニットに搭載することができます。

アプリケーション


高感度測定


生データを装置感度の波長依存性を補正し、ブランクのスペクトルを差し引くことで50fMのフルオレセイン(in 0.01N NaOH)の蛍光スペクトル測定を実現

高輝度ランプ・ダブルグレーティング分光器・フォトンカウンティング法など高感度・高SN比測定に必要なパーツを駆使し、超希薄濃度での試料測定を実現します。


50fMのフルオレセイン(in 0.01N NaOH)の蛍光スペクトル測定

低迷光測定


ダブル分光器で超低迷光を実現

ダブルグレーティング分光器の採用や光学系の最適設計などにより迷光を徹底的に排除しています。励起光波長に近い発光の確認や固体(粉末・薄膜)サンプルの測定に有効です。



シンクロ測定


芳香族炭化水素混合物のシンクロスキャン(実線)と従来の蛍光スキャン(破線)の測定結果を比較
シンクロスキャンの方がピークを明確に分離可能


錯体混合物のスペクトルではしばしばスペクトルが重なっていることがあります。このような場合には、励起側の分光器と蛍光側の分光器に特定のオフセット波長を持たせて同時にスキャンすることで問題を簡単に解決できます。

偏光測定


蛍光偏光を測ることで、大きな分子に結合している小さな分子の回転ブラウン運動における変化を観察することができます。小さな分子は大きな分子よりもゆっくりと運動すると考えられます。蛍光偏光はタンパク質および核酸に結合している蛍光リガンドを観測する際などに一般的に用いられます。

DPH:ジフェニルヘキサトリエン
リン脂質二重膜中のDPHの運動イメージ

近赤外測定


紫外~近赤外まで1台の装置で測定可能

蛍光偏光を測ることで、大きな分子に結合している小さな分子の回転ブラウン運動における変化を観察することができます。小さな分子は大きな分子よりもゆっくりと運動すると考えられます。蛍光偏光はタンパク質および核酸に結合している蛍光リガンドを観測する際などに一般的に用いられます。


エルビウム(Er)錯体含有蛍光材料
酸化ユーロピウム粉末の励起スペクトルと発光スペクトル
搭載可能検出器の対応波長範囲

散乱影響の大きな試料測定


ヘモグロビンなどの高濃度液体サンプルも容易に測定可能

蛍光は一般的に励起光に対して90度の方向で検出されますが、高濃度の液体サンプルや粉末・薄膜などの固体サンプルでは励起光の反射の影響で正しい蛍光検出をすることが難しい場合があります。Fluorolog-3では90度以外の角度から検出する光学系を別途用意し、これらの試料に対して最適な測定を提供します。

蛍光寿命測定~ジフェニルヘキサトリエン(DPH)の蛍光異方性減衰スペクトル測定


偏光子を利用した異方性減衰スペクトルを測定可能
異方性は30ナノ秒以内で0.33から0.0へ減少することが判明


TCSPC(時間相関単一光子計数)方式による蛍光寿命測定ユニットを搭載することによりサブナノ秒から秒単位まで発光寿命測定が可能となります。光源・分光部・検出器などを自由に組み合わせられるモジュール構成なので、お手持ちのレーザーの流用や将来的な機能の拡充にも柔軟に対応できます。


鉱物油中のジフェニルヘキサトリエン(DPH)の蛍光異方性(Anisotropy)減衰スペクトル測定

量子収率測定~蛍光体


蛍光性試料の発光量子収率は蛍光体材料の評価指標として重要視されています。HORIBAでは用途に応じて2種類の量子収率測定用積分球の提案が可能です。いずれの積分球も液体・粉末・薄膜などの試料の測定が可能です。測定後、量子収率を自動計算できるソフトウェハも附属しています。

大型積分球:Quanta-Phi
装置内蔵型積分球:K-Sphere

低温測定


冷却することにより蛍光強度が増大し、またシャープなスペクトルを得ることで詳細な分子構造を考察することが可能

発光を抑制する分子衝突から試料を守る方法として試料の冷却があげられます。常温では隠れている発光も冷却することにより観測できるようになります。


ピレンの常温と冷却時の蛍光スペクトル



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