部品/ユニット開発段階での実路/実車想定評価

部品/ユニット開発段階での実路/実車想定評価

XiLS(X-in-the-Loop-Simulation)に対応した評価設備やデータ駆動型モデルを活用し、部品/ユニット/車両など、開発前段階において実路/実車を想定した評価を実現するソリューションです。

目次

実路/実車状態を想定した評価の重要性

電動化や脱炭素化技術を用いたパワートレインの開発が進み複雑化する自動車の開発では、試作↔検証の繰り返しや後戻りをできる限り削減するために、各開発プロセスにおいて実車/実路で起こり得る現象を想定した最適化が求められています。

例えば、実路で起きうる膨大なシナリオを、台上試験でできる限り検証し最適化することで、後工程になるほどかさむ検証・最適化のコストや工数を削減できます。また、バッテリーやモーターといった部品単位でも、試作車両がない中で実車状態を模擬して部品を最適化することで、同様の効果が得られます。

HORIBAの実路/実車想定評価ソリューション

このようなニーズにお応えし、HORIBAは実路/実車を想定した評価に対応した評価環境を構築・提供します。

① 評価環境の構築

多くの提供実績のある評価設備とスムーズにモデルと連携できるソフトウェアを組み合わせ、お客様の開発対象である部品・ユニット・車両などの実機と各種モデルを連成し、X-in-the-Loop-Simulationでの実路/実車評価をご提案します。

② データ駆動モデルの作成

複雑でダイナミックな現象を簡易にモデル化する独自技術で、簡易かつ計算コストの小さいモデル作成手法をご提案します。

 

設備例:e-Axle試作機を用いて実路走行性能を検証する設備
設備例:e-Axle試作機を用いて実路走行性能を検証する設備

部品・ユニットとモデルを連成した評価環境の構築

実路/実車を想定した評価に必要な評価環境を、部品・ユニット・モデルを連成して構築します。

活用例:Vehicle-in-the-Loopソリューション

活用例:Vehicle-in-the-Loopソリューション(1分43秒)

シミュレーション評価と実機評価を融合し、複雑な車両試験をシャシダイナモメータ上で実施できる評価設備です。車両挙動のリアルタイム解析ができ、現地適合の工数を削減します。

        顧客事例:実路試験の台上化

顧客事例:実路試験の台上化

株式会社SUBARU様と構築し、フロントローディングを実現した試験設備を紹介します。

車両開発 業務効率化支援システム

データ駆動型モデルの作成手法

複雑でダイナミックな現象を簡易にモデル化する独自技術です。(特許出願中)
試作段階で採取したデータから、簡易かつ計算コストの小さいモデル作成手法をご提案できます。このような実験モデルでは、計測データの質がモデルの質を左右するため、複雑な現象を捉える適切な試験計画立案からデータ採取、モデル作成まで、計測のプロであるHORIBAがサポートします。

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