〜おもしろおかしく〜 HORIBAの社是をご紹介

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HORIBAは分析・計測機器の総合メーカーとして、自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学という5つの分野に事業を展開しています。普段の生活のなかではあまりみかける機会はないかもしれませんが、農業から宇宙開発まで、人々の暮らしをささえるあらゆる場面で、HORIBAの製品や技術が活躍しています。

そんなHORIBAの社是は「おもしろおかしく」。一風変わった印象を受けるかもしれませんが、この社是には創業者である堀場雅夫の強いおもいが込められています。

会社で働く場合、私たちは人生の多くの時間をその会社で過ごすこととなります。そうした会社での日常に生きがい、働きがいをもって「おもしろおかしく」過ごすことには絶対的な価値がある。堀場雅夫がこのような考えに至るまでには、いくつかの背景がありました。

まず一つは、堀場雅夫自身の人生哲学に基づくものです。1945年、日本が終戦を迎えるなか、大学で研究を行うことに限界を感じた創業者・堀場雅夫は、自らの研究を続けるため「堀場無線研究所」を創業しました。そして1953年に「株式会社堀場製作所」を設立し、初代社長に就任しました。国産初のガラス電極式pHメーターを開発するなどして経営を軌道に乗せていきます。そうしたなかで、自分が好きな仕事に取り組んでいるときには、時間が経つのも忘れて没頭し、どんどん進めていくことができました。人から言われたことだけをやるのではなく、自分が心からやりたい仕事を作り出し、チャレンジすることで「おもしろおかしく」充実した人生を送ることができると考えたのです。

そしてもう一つは、医学博士号の取得です。経営者となって10年が過ぎたころ、会社のさらなる発展に向けて、社内で博士号の取得を促進する機運が高まりました。その動きを先導する堀場雅夫ももちろんチャレンジすることとなるのですが、理学や工学の分野ではすでに取り組んでいる従業員がいました。どうせなら誰も手をつけていない分野を、と考え医学博士号の取得をめざします。努力の甲斐あり1961年に医学博士号を取得することとなりますが、その勉強の過程でロジック(論理)では割り切れない人体の仕組みを知ります。人間の力はどんな精密機器にも勝る、それならばこうした人の力を何よりも大切にして引きだしていこう。このように考え、堀場雅夫は従業員が「おもしろおかしく」働ける会社となるように尽力しました。

そして1978年、堀場製作所が創立25周年を迎えるタイミングで、「おもしろおかしく」が社是として制定されました。この言葉に込められた堀場雅夫の哲学やおもいは今日に至るまで脈々と受け継がれ、現在HORIBAのおよそ6割を占める海外の従業員へ向けては「Joy and Fun」と訳して共有しています。

 


 

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堀場雅夫の直筆で記された社是「おもしろおかしく」
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 創業者・堀場雅夫(故人)
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