「環境賞」贈賞式に開発者が出席

  

第48回環境賞(環境省後援)において、当社の研究開発活動「粒子状物質の可搬型自動成分分析装置」が「優良賞」を受賞しました。本賞の贈賞式は6月22日東京都・千代田区の霞山会館で行われ、当社の開発担当者2名が表彰式に出席しました。 

環境賞は環境保全や環境の質の向上への貢献が認められる成果、または貢献が期待される成果をあげた個人、法人、団体・グループなどを表彰することにより、広く環境意識の啓発を図ることを目的として、1974年に創設されました。環境省後援のもと国立研究開発法人国立環境研究所と日刊工業新聞社が本賞を主催しています。 

この度「優良賞」を受賞した研究開発活動「粒子状物質の可搬型自動成分分析装置」は、当社のPM2.5自動成分分析装置 「PX-375」を使い、微小粒子状物質(PM2.5)などを含む粒子状物質の質量濃度と含有元素濃度を、測定現場において装置1台で連続自動測定ができる画期的なアプリケーション開発事例です。測定現場の効率化と利便性の向上は環境保全活動の質向上につながります。 

開発担当者は、「開発当時は粒子の成分分析は手分析が当たり前でしたので、潜在的に簡便で効率のよい測定方法へのニーズがありました。そうしたニーズにお応えするために、測定現場において粒子状物質の質量濃度と元素濃度を自動で連続測定できる装置の開発に取り組みました。開発を進めるなかで、本装置の価値を見出していただいたお客様のご意見を伺いながらより付加価値の高いアプリケーション開発をめざしました。今後も常に現場に足を運び、お客様目線で課題解決に取り組みながら、独自の技術と発想力を活かし、他社にはない製品開発を行っていきます」と語っています。 

当社ではこの受賞を励みとし、これからも大気汚染の原因解明や対策の研究を通じて地球環境改善に貢献していきます。 

​​​​​6月22日に行われた環境賞贈賞式  株式会社堀場製作所 環境プロセス開発部長 水野 裕介、松本 絵里佳

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