林 勇気(はやし ゆうき)選手
2007年入社。堀場製作所法務部所属。
2008年北京五輪、2016年リオ五輪でアーチェリー女子団体8位入賞。
林選手の詳しいプロフィールや主な戦績は、こちらでご覧いただけます。
安久 詩乃(あぐ うたの)選手
2021年入社。堀場製作所総務部所属。
東京五輪最終選考で惜しくも代表入りを逃す。
安久選手の詳しいプロフィールや主な戦績は、こちらでご覧いただけます。
―林選手は中学生のころから憧れの存在
安久選手:アーチェリーは子どもから大人まで同じ試合会場で一斉に試合をするので、実は中学生の頃から、HORIBAの林選手は憧れの存在でした。林選手に覚えてもらいたくて(笑)、緊張しながら挨拶をしたことを覚えています。
林選手:安久選手が中学3年生の頃から合宿などで一緒になる機会がありました。クラシックバレエをされていたこともあってか、当時から肩関節が柔らかく、体の使い方が上手で、この子は強くなるだろうなと思っていました。
―アスリートである前に一人の社会人でありたい
林選手:ナショナルチームの選手の多くは終日練習できる環境ですが、私は毎週水曜を終日練習日とする以外は、1時間だけ早く仕事を終えて、その後の短い時間で練習をしています。
競技だけではなく、一人の社会人として仕事をすることが第一と考えてHORIBAに入社した気持ちは、今も変わっていません。(写真:法務部で勤務中の林選手)
安久選手:学生時代から林選手と試合や合宿でご一緒するなかで、お仕事が終わってから練習されていることや、お仕事とアーチェリーを両立されている姿を間近で見てきました。企業で働きながら、2度も五輪に出場した林 勇気選手に憧れて、私もアーチェリーを応援してもらえる会社で、社会人としてしっかり働きながら競技を続けたいという思いが強くなり、HORIBAに入社しました。林選手がこのような道を作ってくださったことに感謝しています。(写真:総務部で勤務中の安久選手)
―アスリート社員としてめざすこと
林選手:会社のサポートと、いつも応援してくださる社員の皆さんのおかげで、ここまで競技を続けてこられています。日々仕事でのスキルアップに励み、業務面でもこれまで以上に貢献できるよう努力していきます。
気づけば現在のナショナルチームで最年長になりましたが、これまでの経験も力にして、今年11月の選考会でもナショナルチーム入りを果たすことをめざし、今の自分にあうスタイルで練習を続けています。そして、ナショナルチーム選考会の直後にあるアジア選手権でも良い結果を残すことが目標です。
安久選手: 新入社員なので、仕事はすべてが勉強の日々です。1日も早く戦力になれるよう、目の前のことに一生懸命に取り組みます。仕事をしながら競技を続けるのは、きっと大変なんだろうと想像はしていましたが、実際にやってみると想像以上に大変で……。まだまだ仕事と練習の切り替えがうまくできず、練習中に「あのメール、返信したかな?」などと、頭によぎることがあります。仕事と競技を両立し続けている林選手のすごさが改めてわかりました。
私は東京五輪の最終選考まで残っていましたが、入社直前の3月、代表入りを逃してしまいました。今は気持ちも新たに、秋の選考会でナショナルチーム入り、その先のパリ五輪をめざして練習しています。私も林選手のように、多くの方に応援してもらえるアスリート社員になりたいです。