ホリバ・ヨーロッパ社、ドイツの FuelCon AGを買収

|   ニュースリリース
グループにおける電動化自動車計測事業を強化
株式譲渡契約 を8月10日に締結
当社のグループ会社であるホリバ・ヨーロッパ社(本社:ドイツ)は、2018年8月10日に電動化車両のバッテリーや燃料電池の開発を行うFuelCon AG(本社:ドイツ マクデブルク バルレーベン)の株式を100%取得する株式譲渡契約をFuelCon AGと締結しました。
FuelCon AGは、電動化車両用のバッテリーや燃料電池のテストベンチの開発など、次世代モビリティに関するスキルとノウハウを多く有します。
世界で急速に拡大する電動化車両市場において、車両のより高度で複雑な計測技術の要求が年々高まっています。そのような中、当社グループは今回の買収により、バッテリーや燃料電池などを使用した広範囲にわたる自動車計測ソリューションの提供が可能となり、グループにおける電動化自動車計測事業を強化します。
なお、FuelCon AGからの株式譲渡に係る完了日は2018年9月を予定しています。

  

各社のコメント

堀場製作所 シニアコーポレートオフィサー GLOBAL ATS BOARD、George Gillespie
「世界的な自動車技術の変革トレンドの中で、EV車とハイブリッド車の両面において急速な電動化シフトを目の当たりにしています。我々は、自動車計測システム事業でグローバルでのリーダーシップをより強固にするパートナーを求めていました。今回、FuelCon AGが培ってきた電動化に対する評価試験のノウハウと我々の自動車計測技術が融合することで、あらゆる市場のニーズに対し、より迅速に対応していくことが可能となりました。」
FuelCon AG Managing Director Mathias Bode氏
「過去18年以上に渡って、FuelCon AGはバッテリーや燃料電池の評価技術を牽引する存在でした。顧客からの要求拡大により、今後グローバルで、より複合的な計測ニーズに応える必要がでてきました。HORIBAとの連携により、我々の活躍の場はグローバルに広がることを嬉しく思います。」
ホリバ・ヨーロッパ COO  Robert Plank
「FuelCon AGは、我々の事業戦略の中で必要不可欠な存在です。彼らの幅広い製品やアプリケーションに関する知見を得て、HORIBAのビジネスは今後大きく前進することが期待されます。内燃機関から電動まで、全てのモビリティ技術において、車両試験の幅広いソリューション提供が可能になります。FuelCon AGの燃料電池やバッテリーの評価設備を備えることで、HORIBAグループは、自動車産業の中でさらに成長していくことでしょう。」
 

FuelCon AGについて

会社名 FuelCon AG
設立2001年
本社所在地Magdeburg-Barleben, Sachsen-Anhalt, Germany
事業内容燃料電池試験装置, バッテリー試験装置
1列目左から:出資者 Stefanie, Mueller Rosso氏、FuelCon AG Managing Partner, Ingo Benecke氏、ホリバ・ヨーロッパ社 代表取締役社長 中村 博司、FuelCon AG Managing Director, Mathias Bode氏/2列目左から:堀場製作所 シニアコーポレートオフィサー GLOBAL ATS BOARD, George Gillespie、ホリバ・ヨーロッパ社 COO, Robert Plank、ザクセン=アンハルト州 Science and Digitisation, Ministry of Economy, State Secretary, Jurgen Ude氏