ナノメディシン拠点形成の基盤技術開発 テーマ「三次元血管探索手法の開発」

同志社大学大学院の仲町教授がリーダーをされており、参画企業として当社が参加している、ナノメディシン拠点形成の基盤技術開発テーマ「三次元血管探索手法の開発」についての現段階の状況は、以下の通りです。

 

概要

POCT(Point of care testing)やユビキタス医療をより利便性高く有用にするためには、採血と血液分析の自動化が重要な研究開発課題です。そこで本研究では、近赤外光による手指内血管の三次元探索デバイスおよび血管からの採血のためのマイクロ針を使用した穿刺システム、ならびに吸引のための小型ステッピングモーター駆動型マイクロポンプの開発・試作を行い、小型の自動採血・血糖値計測装置の開発を産学協同で行うこととなりました。

京都市スーパーテクノシティ構想(2002年3月策定)および京都バイオシティ構想(2002年6月策定)に基づき、2005年1月から2009年12月までの5年間、(独)科学技術振興機構(JST)の「地域結集型共同研究事業」として「ナノメディシン拠点形成の基盤技術開発」に取り組んでいます。

 

本研究テーマの参画組織と位置づけ

テーマリーダー:仲町英治 教授 (同志社大学大学院生命医科学研究科)
参画研究者:上辻靖智 准教授 (大阪工業大学)
参画企業:古河電気工業(株)、(株)堀場製作所

 

同志社大学の仲町教授が研究総括を行い、研究は同志社大学および大阪工業大学の各研究室で実施。
試作機は、同大学仲町研究室にて作製。
古河電気工業および当社は、センサー技術や加工技術などのアドバイザーとして参画。

 

現段階の研究成果

研究期間が終了した現段階では、研究の一定の成果で終結しました。
本テーマは、あくまで血管探索、血液採取の要素開発が目的で、血管探索および血液採取部の要素部について原理検証を完了しました。