京都府立医科大学と来年から共同講座

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京の産学協働で臨床検査機器を開発

京都府立医科大学(京都市上京区/学長:吉川敏一)と当社は、2012年1月1日から3年間、共同研究講座の"先端検査機器開発講座"を開設します。同講座により、附属病院内での横断的な臨床検査に関する知識・データや臨床検査装置の開発技術力など、産学協働で両者の知恵を持ち寄り、新たな臨床検査機器の共同開発を目指します。

 

共同研究講座について

厚生労働省の承認を受けた「特定機能病院」として、高度で専門的かつ安全な医療を提供する京都府立医科大学と、小型血液検査装置を主力製品に持つ当社の両者は、京都府立医科大学内で共同研究講座の"先端検査機器開発講座"を2012年1月1日から2014年12月31日まで開設します。附属病院内の臨床検査部のみならず、救急医療部、集中治療部や小児科、内科系および外科系などの多くの診療科に対して臨床検査に関するニーズを調査し、診療現場で必要とされる検査機器の開発テーマを探索します。これらの開発テーマに基づいて、高度な技術に裏打ちされた新たな器機を開発し、様々な条件下で検査器機としての性能評価を実施後、診断治療に直結する検査機器として診療現場に還元していきます。地元の産学機関が綿密に連携することで、開発から実用化までの連続性が構築され、より効果的な機器開発がおこなわれ、共同研究による相乗効果が期待されます。新たな検査器機を開発することで、本講座は、迅速で正確な臨床検査を診療現場に還元するとともに、京都発の「質の高い医療技術の発展」に貢献します。

 

共同研究講座の概要  

共同研究講座名先端検査機器開発講座
部名・学科名感染制御・検査医学
共同研究①新製品の開発テーマ探索
②製品の試作機段階での評価
③学術的内容のコンサルテーション
共同研究期間2012年1月1日~2014年12月31日
専任教員中西 雅樹 京都府立医科大学先端検査機器開発講座 助教