規制対象の放射性同位元素を内蔵した研究装置の判明について

|   ニュースリリース

当社では、微粒子(スス)を計る計測機器の研究開発に関連して、放射性同位元素を内蔵したイオン中和器という研究装置を、本社建物内において、保有しております。

本装置は、2006年2月頃に米国から輸入し、本社内で使用保管してきましたが、本装置を廃棄しようとした際に装置を確認したところ、放射線障害防止法等の規制の対象レベルとなる放射性同位元素(クリプトン85)が内蔵されていたことが判明しました。

このため、5月19日、当社より文部科学省科学技術・学術政策局にその旨を連絡いたしました。

本装置については、現在、十分なしゃへいがされた貯蔵庫に施錠保管されており、放射線障害のおそれはありません。また、過去の使用の際も、専用の計測室内で行われており、その放射線レベルは事業所内での規制値以下でありましたので、近隣や環境への影響もありません。


本日(20日)、文部科学省より、2006年の輸入当時から、放射線障害防止法に基づく手続を行うことなく、これら放射性同位元素を使用保管してきたことに対し、厳重注意を受けるとともに、その経緯、原因、再発防止策等に関する報告を提出するよう求められました。

今回の厳重注意を謙虚に受け止めるとともに、今後、行政当局のご指導の下、放射性同位元素の一層の管理体制の徹底を図ってまいる所存です。

以上

なお、本件に関しては、文部科学省より資料公表がされています。


〈本件に対するお問い合わせ先〉

株式会社堀場製作所 コーポレート統括室広報担当
TEL:075-325-5003