東ソー株式会社と糖尿病検査装置の販売契約を締結

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開業医向けのラインアップを強化

当社は、このたび糖尿病検査装置「HLC-723®G11」を製造販売する東ソー株式会社(代表取締役社長:山本寿宣、本社:東京都港区、以下、東ソー)と国内販売契約を締結しました。
2016年5月に締結した小型の糖尿病検査装置「HLC-723®GX」の販売契約に引き続き、今回は、より処理能力が高い上位機種の販売契約となります。
当社が保有する「小型電極式グルコース分析装置」や「自動血球計数CRP測定装置」などと本製品を組み合わせることで、糖尿病に関連する検査のバリエーションが増え、効率的かつ高精度な院内検査の総合提案が可能となりました。これにより、開業医を主とした販売ネットワークをターゲットに5年後には糖尿病関連の売上高20億円をめざします。

本製品は、5月18日より名古屋国際会議場で開催される「第60回 日本糖尿病学会年次学術集会」の当社ブースに出展し、本格販売を開始します。

糖尿病検査装置「HLC-723®G11」
 

販売契約締結の背景及び経緯

近年、国内における糖尿病患者の増加や病診連携の推進に伴い、開業医においても迅速かつ高精度な糖尿病関連の検査に対するニーズは高まっています。今回、グローバルに、バイオサイエンス事業を展開し、糖尿病検査装置の開発、生産力を強みとする東ソーと、開業医を主とした販売ネットワークを保有する当社が販売契約を締結することで、両社は、今後も糖尿病検査市場における存在感を高めていきます。
 

糖尿病検査装置「HLC-723®G11」の特長

  • 迅速測定: 1検体あたり30秒(処理数120検体/時間)の高速測定が可能
  • 高 精 度: 高速液体クロマトグラフィー法(*)による高精度測定
  • 信 頼 性: ユーザー認証機能、カラム・溶離液の有効期限管理機能搭載
    (*)高速液体クロマトグラフィー法:混合している複数の物質を分離する方法

 
「HLC-723®G11」は、過去1~2ヶ月間の平均的な血糖値を反映する「HbA1c」を測定する検査装置です。
また、当社の「小型電極式グルコース分析装置」や「自動血球計数CRP測定装置」と併用することで、合併症のスクリーニングも含めた総合的な糖尿病診療を行うことができます。

 
主な仕様


寸法/質量

90SLタイプ (最大検体セット数 90個タイプ)
530(W)×515(D)×482(H) mm / 37 kg

290SLタイプ (最大検体セット数 290個タイプ)
1120(W)×530(D)×482(H) mm / 54 kg

100SL-GA2タイプ (最大検体セット数 100個・攪拌機能付き)
690(W)×640(D)×482(H) mm /44 kg

測定項目HbA1cおよびHbF
測定対象

血液およびその希釈サンプル

測定原理高速イオン交換液体クロマトグラフィー

 

関連情報

東ソー株式会社 製品紹介ウェブサイト

東ソー株式会社 プレスリリース

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