ソーク車両管理システム「STARS SOAK+」を本格展開

|   Press Release

試験前の各種データ取得を自動化し、排ガス・燃費試験の効率化に貢献

当社は、自動車の排ガスや燃費試験において、試験前の車両状態及びソーク室温度を計測記録するソーク車両管理システム「STARS SOAK+(スターズソークプラス)」の本格展開を始めます。
ソーク中の車両状態やソーク室温度を計測しデジタルデータとして自動的に記録することで、ソーク確認作業を効率化するとともに、ヒューマンエラーの未然防止ならびにトレーサビリティを担保することが可能となります。排ガス・燃費試験の効率を向上させ、複雑化する車両開発の負荷軽減に貢献します。


開発の背景

排ガスや燃費試験に用いる車両は、試験データを正確に計測するため、事前にソーク室と呼ばれる一定の温度に保たれた部屋に入庫し安定させた後、試験を開始します。この際、厳密な試験結果を得るために、ソーク室の温度、ソーク中の車両の状態(タイヤの空気圧やエンジンオイルの温度など)のトレーサビリティを確保することが求められています。自動車メーカーでは、複数のソーク中の車両の状態を数名が手作業で計測・記録しており、試験の効率化に向けたニーズが高まっています。
「STARS SOAK+」(特許出願済)は、試験車両およびソーク室の状態を計測したデータを、タブレット端末を用いることで簡単に記録・一元管理でき、一名での試験を可能としました。
さらに、別売のテストオートメーションシステム「STARS VETS(スターズベッツ)」などと連携することで、排ガス・燃費試験の帳票データに自動入力できるなど、誤入力によるヒューマンエラーをなくすとともにトレーサビリティを担保し、ソーク確認作業の信頼性を向上させました。
本製品は、すでに一部の認証機関や自動車メーカーに導入されています。今後は新機能の展開なども予定しており、複雑・多様化する自動車開発の効率化に貢献していきます。


製品の特長

タブレット端末を用いたデータの一元管理

  • 「タイヤ空気圧・油水温測定ユニット」により、タイヤ空気圧とエンジンオイル温度を計測し、ソーク中の車両状態を容易に記録
  • 「ソーク室温測定ユニット」により、ソーク室の入出庫時間やソーク室温度データを自動で常時記録保存
  • 各種計測データをタブレット端末で一元管理。一名での作業が可能となり工数低減に貢献


測定データの自動アップロード

  • 別売のテストオートメーションシステム「STARS(スターズ) VETS(ベッツ)」やテストオートメーションソフトウエア「STARS(スターズ) Enterprise(エンタープライズ)」と連携することで、排ガス・燃費試験の帳票データへの自動入力やデータベースへのアップロードが可能となり、誤入力リスクの低減と試験効率の向上に寄与


さらに、電動車両の試験効率向上に向け、「バッテリー充電量計測機能」の展開を予定しています。