カリフォルニア大学アーバイン校の新研究所設立に支援

|   Press Release
エネルギー分野とモビリティ分野の融合を推進

当社グループは、カリフォルニア大学アーバイン校(以下、UCI)の先端電力・エネルギープログラム(Advanced Power and Energy Program:以下、APEP)に「HORIBAモビリティ・コネクティビティ研究所」(Horiba Institute for Mobility and Connectivity:以下、HIMAC)設立のための支援契約をUCIと締結し、現地時間の8月28日にUCIにて調印式を執り行いました。
HIMACは、これまで異なる領域として扱われてきたエネルギー分野とモビリティ分野を、相互に補い合う一つのシステムとして一体化する研究と教育に取り組む施設となります。今後、同研究所の教職員と学生は、気候変動と大気の質が環境に与える影響、エネルギーの自給とセキュリティ、消費者への比較的安価な燃料と電力の提供といった課題に取組んで行きます。

 

背景と施設の概要

HIMACは、「エンジニアリング・ゲートウェイ」ビル内にある施設の中に設置され、工学、物理科学、情報・コンピュータ科学、社会科学、ビジネスといった分野の専門家を集めた学際的研究の中心機関となり、電気化学、再生可能燃料、エネルギー貯蔵などの研究が行われます。
具体的には、私たちが今後エネルギーと環境の分野で直面する3つの大きな課題への解決策を追求します。それらの課題とは、第1に、温室効果ガスはもとより、スモッグ、酸性雨、健康被害の原因となる汚染物質を排出しない自動車(ゼロエミッション車)、燃料のサプライチェーン、モビリティシステムを開発することです。第2に、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを現在よりも高い割合で組み入れることになるグリッドとゼロエミッション車を統合的につなぐことです。第3に、周囲の状況を感知し、交通やエネルギーインフラとの交信が行える、次世代の輸送システムを創出して行くことです。

HIMACへは、ホリバ・アメリカス・ホールディング社とホリバ・インスツルメンツ社からの支援(約900万ドル(予定))に加え、UCIヘンリー・サミュエリ工学部(Henry Samueli School of Engineering)と副学長から人件費や活動費の助成が行われます。

 

各者コメント

UCI 学長 ハワード・ギルマン
「この革新的な研究所の設立に当たり、堀場製作所がUCIをパートナーに選んでくれたことを大変嬉しく思います。HIMACは、人々の生活の向上と環境保護につながるエネルギーの生産・流通・利用の仕方を考える、ユニークな研究機関として位置付けられるでしょう」
UCI ヘンリー・サミュエリ工学部 学部長 グレゴリー・ワシントン
「HIMACは、世界中の人々に利益をもたらす新技術を前進させるための産学連携の最良の事例となっていくでしょう」
UCI 機械・航空宇宙工学部 APEP教授 スコット・サミュエルセン
「APEPは、より効率的かつ環境面でも持続可能性の高い輸送システムとエネルギー生産に関する研究で最前線に立っています。次世代のモビリティ技術に加え、エネルギーや環境の調査を支える機器の開発で世界をリードする堀場製作所と連携することにより、私たちの研究は飛躍的に進展するでしょう」
堀場製作所 代表取締役会長兼グループCEO 堀場厚
「APEPおよびUCIとの長年にわたる関係が、世界中の人々の生活に役立つイノベーションを生むHIMACの創設に結実したことを嬉しく思います」

 

UCIの先端電力・エネルギープログラム(APEP)について

APEPは、エネルギー資源の広範な利用および発電・インフラ・輸送・水資源・環境の間に築かれつつある新たな連携に関連した研究に取り組んでいます。基礎的研究と応用研究、教育、社会への貢献を通じて、新たな知識を創造・共有し、より効率的かつ環境面でも持続可能性の高い電力生産とエネルギー変換技術の開発、促進および展開に取り組んでいます。

 

カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)について

1965年に創設されたUCIは、権威あるアメリカ大学協会(AAU)の加盟校の中では最も新しい大学です。これまでに3人のノーベル賞受賞者を輩出し、教育水準と研究の質の高さ、イノベーションの数々で知られています。ハワード・ギルマン学長率いるUCIでは、3万人を超える学生が学び、学位取得のための192のプログラムが提供されています。世界で最も安全かつ活発な経済活動が行われている地域に位置し、オレンジ郡で2番目に多くの人々を雇用して、地域経済に年間50億ドルの貢献を行っています。詳しくは www.uci.eduをご覧ください。