HEMATOVISION

骨髄芽球

Myeloblast
  • 大きさ : 大型、10-15 µm
  • N/C比= 高、0.6-0.8
  • 細胞質
    • 広さ : 広い
    • 好塩基性 : 強い
    • 顆粒の数 : まれ
    • 顆粒の色 : 赤色=アズール
    • 膜 : 異常なし
    • 位置 : やや中央
    • クロマチン : 網状繊細
    • 核小体 : 有
    • 膜 : 異常なし
  • 基準値 : 末梢血液中にみられない、骨髄血では5%以下
  • 細胞学的・臨床病理学的所見

    1-3個の核小体がみられ、繊細なクロマチン構造の核を持つ大型細胞。細胞質にアズール顆粒はほとんどみられないが、たまにはっきりとみえるのもある。これらの細胞は一つの系統の細胞と分類される。

    アウエル小体が存在する。WHO分類では芽球が20%以上と規定され、MDSのRAEB-tの病型は廃止となりAML、あるいは骨髄異形成関連の変化を有するAMLと分類される。

    急性骨髄性白血病の芽球は骨髄細胞の増加、特にCML、反応性の骨髄細胞の増加あるいは顆粒球の増加と関連している。

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