形質細胞
- 大きさ : 小から中、10-15 µm
- N/C比= 中
- 細胞質
- 広さ : 広い
- 好塩基性 : 強い
- 顆粒の数 : 無
- 顆粒の色 : 該当なし
- 膜 : 異常なし
- 核
- 位置 : 偏在
- クロマチン : 粗剛
- 核小体 : 無
- 膜 : 異常なし
- 基準値 : 血液中にみられない、骨髄血にみられる（5%未満）
- 細胞学的・臨床病理学的所見
べっ甲のような外観の濃縮したクロマチンを持つ、小型から中型の卵円形細胞。青色の細胞質には核と隣接したゴルジ野がみえる。
多発性骨髄腫（骨髄に10%を超える形質細胞がみられ、モノクローナルなピークを有し、貧血、腎不全、高カルシウム血症、骨傷害の臨床症状を示す）。非常にまれに形質細胞性白血病。MGUSは形質細胞が骨髄に10%未満で、これらの臨床症状がない場合に診断される。
好塩基性が非常に強いリンパ球が2%未満の場合でも単核球症例は少なからずある。