中国国内向け マスフローコントローラ現地生産を開始

中国国内の太陽電池製造装置メーカーへの迅速供給体制構築へ
生産ラインを 中国 上海現有工場内に新設
中国国内向け マスフローコントローラ現地生産を開始

株式会社 堀場エステック(本社:京都市、代表取締役社長:堀場 厚)は、急速な中国の太陽電池パネル生産の立ち上がりに対応する目的で、パネル生産に不可欠な流体制御機器:マスフローコントローラのノックダウン形式にて生産ラインを、中国の堀場製作所 現地生産子会社内に設備を設け、まずは8月よりパイロット生産を開始します。

世界的な太陽電池パネルの需要拡大に伴い、欧米・東アジアでの設備投資が活発化しています。中国においては太陽電池パネルの材料:シリコンやガラスの国内調達・加工が行え、比較的安価な生産コストを強みとし国外向けの生産量を増加させています。この急速な生産量の立上に伴い、国内の新興太陽電池製造装置メーカーも積極的な投資を計画されています。パネル生産において不可欠な流量制御機器:マスフローコントローラ(MFC)の急激な需要拡大に対応する目的で、稼動中の現地生産子会社に生産ラインを新たに設けます。

現在、中国市場向けMFCは日本で生産し供給しています。中国国内の新興の製造装置メーカーより突発的な需要に迅速に対応できる供給体制の要望が高まってきています。
そこで、高品質な製品を中国内で安定的でリードタイムの早い供給をする目的で、8月よりノックダウン形式によるパイロット生産(=試作生産)を開始します。組込みパーツは全て日本から供給し、中国内では顧客要求に合った仕様で組立て生産を行います。
生産は現在稼動している堀場製作所 現地生産子会社内のMFC組込み部品生産用クリーンルームを活用し、当面は、月産50台規模でスタートします。