OCMA-555-H

油分濃度計

スイッチ一つで自動測定。

部品の残留油分や土壌など、固体に付着する油分濃度を測定するOCMA-555-H。付属のセルに抽出済みの試料水を注入し、装置にセットするだけで簡単に測定が可能です。本機種では、扉の開閉からセルのセッティングまで片手でできるシンプル設計にこだわりました。部品の残留油分評価から食品に含まれる油分計測など、抽出済みの試料の測定に最適です。

 

OIL

屋内設置ACフリー電源(100〜240V)

事業セグメント: 環境・プロセス
製造会社: HORIBA Advanced Techno Co., Ltd.

約3分の簡単・スピード測定※1

スタートボタンを押すだけで簡単に短時間で測定することが可能です。ノルマルヘキサン法と比較し、大幅な測定時間の削減が可能です。 ※暖機・校正・共洗いなどの時間を除く

低沸点油分が測定可能

ノルマルヘキサン法では油分抽出溶媒を蒸発させる必要があるため、低沸点油分(ガソリンなど)が揮発してしまいます。OCMA-500シリーズは蒸発工程が不要なため低沸点油分の揮発を防ぐことができます。

油分量を濃度(値)として表示できます

油分量の重量を測定し濃度を算出するノルマルヘキサン法と異なり、OCMA-555-Hは直接油分濃度を表すことができます。※検知できる油の種類についてはお問合せください。

環境・安全・コストに優れた油分抽出溶媒を使用します

油分抽出溶媒について、国内向け型式OCMA-505-H/555-Hは溶媒H-519を、国外向け型式OCMA-500/550は溶媒S-316を使用します。H-519、S-316ともに、モントリオール議定書(オゾン層保護法)とPRTR法(化学物質把握管理促進法)の対象外です。さらにH-519は従来の溶媒H-997と比較し、S-316同等の再生効率になったためランニングコストを低減することができます。

測定方式溶媒抽出-非分散赤外吸収分析法
測定対象試料水から油分抽出溶媒に抽出された波長3.4~3.5μm付近に赤外線吸収を示す物質
測定レンジ0~200 mg/L
表示分解能

0~99.9 mg/L : 0.1 mg/L

100~200 mg/L : 1 mg/L

繰り返し性

0~9.9 mg/L : ±0.5 mg/L

10~99.9 mg/L : ±2.1 mg/L

100~200 mg/L : ±5 mg/L

表示方式3.5インチ 320×240ドット バックライト付 カラーグラフィックLCD
校正方法ゼロ、スパン校正をそれぞれ任意に選択
抽出溶媒H-519 ※H-519以外の油分抽出溶媒は使用しないでください。
溶媒所要量6.5mL(1測定あたりの所要量)
抽出方法油分抽出溶媒を使用し装置外で手動により抽出
周囲温度0~40 ℃(結露なきこと)
電源AC 100 V~240 V ± 10 % 50/60 Hz
消費電力AC 100V~240V : 約60VA
外形寸法195(H)×253(W)×293(D) mm
質量約5kg
外部出力USBメモリへ出力
セル長20mm
セル材質石英
その他

300件のデータメモリ機能(測定履歴)

自己判別機能

測定安定値表示機能

時計機能

単位換算機能

ASTM D7066-4準拠

濃度補正機能

 

外形寸法図・他(単位:mm)

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