KClの結晶がつまっていると考えられます。半日〜1日程度純水に浸けておくか、30〜40℃の温水に浸けてKClを溶かしてください(このとき内部液補充口は開けた状態で浸けてください)。
比較電極の内部液が白く固まっているのは、KClの結晶(内部液が乾燥するとできる)であると考えられます。取り除くためには、内部に純水を入れてKClの結晶を溶かして、その液を捨ててください。またその後は、比較電極内部液で共洗いしてから新しい内部液を入れてください。
液絡部の内側:内部液が白く固まった場合と同じ処置をとってください。
液絡部の外側:可動スリーブ部分が回らない場合と同じ処置をとってください。
下記の4点が考えられます。
前述に示した理由より黒くなったと考えられます。電極洗浄液(型式:220)もしくは、チオ尿素SC(NH2)2 10%+HCl 1%を含む溶液を撹拌して液絡部の黒い付着物が取れるまで浸けてください。このとき内部液補充口は開けた状態で浸けてください。以上のような処置を行なっても感度が回復しない場合は、電極を交換してください。
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