溶媒の種類によっては測定可能であり、実際にガラス電極より優れた応答(高速・安定)を示すものもありますが、多くの場合比較電極の動作が不安定になります。また、安定な測定ができても、電極ボディが溶解する場合も多く、電極の寿命が著しく短くなります。
pH測定値を得ることは可能ですが、比較電極内部液がゲル化され、流出量が少ないのでお勧めできません。
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水分を含む柔らかい土壌であれば測定可能ですが、土や砂が応答部を傷つけると信号が得られなくなるため、センサ部の交換が必要になります。なお土壌pHの測定は、溶液を土に加えて、上澄み液のpHを測定する方法もあります。
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連続使用により比較電極内部液の濃度が減少しますが、内部液の交換・補充ができないため、センサ部交換の頻度が高くなります。なお、ISFETの電源は1時間で自動的に切れるようになっているため、1時間以上の連続測定はできません。
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