LAQUAtwin pHメータ 使い方の5つのポイント

コンパクト水質計LAQUAtwinシリーズは、いつでもどこでも手軽に測定できる製品です。

今回はLAQUAtwinシリーズの中でも特に多くのお客様にご使用いただけている pHメータの使い方を5つのポイントにまとめてご紹介します。

#洗浄 #メンテナンス #エラー #校正 #pH #測定モード

1. フル動画(7:48)

2. 0:47 組み立て

LAQUAtwinは、本体とセンサが分れた状態で箱に入っています。

まずは、本体とセンサを組み立てます。

向きと位置に注意してください。

本体の電池ボックスに電池を入れた状態で、電池ボックスがセンサ内に収まるようにはめてください。

カチッと音がしたら組み立ては完了です。

この状態で電源 (ON/OFF) スイッチを押すと電源が立ち上がります。

3. 1:48 ポイント① センサに入れる標準液の量

次に標準液での校正です。

校正をするときは、まずは遮光蓋を開けて、平面センサ全体に標準液を滴下します。

蓋を開けた涙形部分が平面センサとなります。

センサに入れる液量は、センサのガラス膜と液絡部の両方が液で満たされるようにセンサ全体に液を滴下してください。

平面センサ全体に液を入れることがポイントとなります。

校正はpH7の標準液から行います。

pH7の標準液を平面センサ全体に入れ、蓋を閉めます。

4. 2:41 ポイント② スイッチを押すタイミング

校正を行うときCALスイッチを押しますが、液をセンサに滴下して少し待ってから、CALスイッチを押していただくことがポイントです。

すぐにスイッチを押さず、少し待つことで値が安定した状態で校正ができます。

センサに液を入れて少し待ってからCALスイッチを1回押すと、画面のCALと☺マークが点滅します。

校正が終わると、測定モード (MEAS) に切り替わります。

5. 3:39 ポイント③ ガラス膜の取り扱い方

1点目の校正が終わったら、センサを水ですすぎ洗いし、やさしくティッシュペーパーなどで拭き取ります。

平面センサのガラス応答膜(平面センサ真ん中の大きな丸い部分)は非常に薄いため、ガラスを強く押してしまうと割れてしまう恐れがあります。

ガラスが割れてしまうと、どのような液でもpH7付近しか示しません。

そのため、洗浄時はガラス部分に強い力が加わらないようにご注意ください。

水滴を拭き取るときは、ガラスが割れないようにティッシュペーパーなどで這わせるだけでも問題ありません。

pH7の標準液の校正が終わりましたら、続いてpH4の標準液で校正します。

手順はpH7の校正と同様です。

pH4の標準液を平面センサにのせてCALスイッチを押します。

画面のCALと☺マークが点滅し、校正が終わると、測定モードに切り替わります。

6. 4:28 ポイント④ 測定モードの違い

校正の次は測定をします。

測定モードにはオートスタビリティモードとオートホールドモードの2つがあります。

初期設定のオートスタビリティモードでは、測定サンプルをセンサに滴下して、☺マークが点灯した時の測定値を読み取ります。

何もしなくても本体が自動で測定値を教えてくれるモードとなります。

オートホールドモードはMEASスイッチを使います。

先ほどの校正作業と同様に、測定サンプルをセンサに滴下して1分程度待ちます。

1分程度経ってからMEASスイッチを押してください。

MEASスイッチを押すと測定が開始されます。

画面のMEASと☺マークが点灯した時の測定値を読み取ってください。

安定に時間がかかる測定サンプルなどは、オートホールドモードを使用することをおすすめします。

7. 5:43 ポイント⑤ 洗浄の仕方

測定が終わったらセンサを洗浄します。

平面センサの先端にある小さな丸い部分の液絡部に汚れが詰まりやすくなっています。

水でのすすぎ洗いで汚れが落ちない場合は、薄めた洗剤を染み込ませた綿棒で液絡部をこすり洗いをしてください。

綿棒をこすり洗いする際、ガラス部分に綿棒が当たらないように注意してください。

液絡部には食品中の油分や成分が詰まることがあるため、こまめに部分的に洗浄していただくと長くご使用いただけます。

8. 6:42 番外編 校正データの初期化、工場出荷時の設定へ戻す

(1) 校正データの初期化

校正でエラーが出たときに、校正データの初期化を行ってください。

電源がOFFの状態でCALとON/OFFスイッチを同時に3秒以上長押しします。

液晶画面が全点灯したら指を離してください。

ソフトのバージョンが表示され、Initの文字とCALと☺マークが点灯します。

この状態でCALスイッチを1秒押します。

画面にEndと出て、自動的に電源がOFF になります。

これで校正データの初期化は完了です。

(2) 工場出荷時の設定へ戻す

工場出荷時の設定へ戻すと、設定や校正履歴がリセットされます。

電源がOFFの状態でMEASとCALとON/OFFスイッチを同時に3秒以上長押しします。

液晶画面が全点灯したら指を離してください。

ソフトのバージョンが表示され、Initの文字と☺マークが点灯します。

この状態でCALスイッチを1秒押します。

画面にEndと出て、自動的に電源がOFF になります。

これで工場出荷時の設定に戻ります。

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