この用語集は、HORIBAの水質計の装置ご購入時、ご購入後のサポートに使用している用語について簡単に解説したものです。
- トレーサビリティー証明書
製品又は(及び)製品に使用した検査設備機器と国家標準とのつながりを証明する文書をいいます。 - トレーサビリティー体系図
トレーサビリティー証明書、又は(及び)校正証明書を補足、又は具体的に説明するためのトレーサビリティー体系をあらわした文書をいいます。 - 検査成績書
入庫検査時の製品及び検査設備機器の検査/試験又は(及び)校正結果を記した文書をいいます。pH計や温度計等の在庫販売品の場合、入庫後の日数が経過している場合があります。最新日付の検査成績書が必要な場合は、点検作業付でご用命ください。ただし、書類は検査成績書では無く、点検報告書になります - 点検作業報告書
既納品の点検作業時の製品及び検査設備機器の検査/試験又は(及び)校正結果を記した文書をいいます。 - 校正証明書
製品又は(及び)製品に使用した検査設備機器が、定められた基準(ISO-9001の工程管理基準又は設備の校正基準)に基づき校正されていることを証明する文書をいいます。製品の場合は、顧客による校正機能をもたない製品に限り発行いたします。 - IQ(据付時適格性確認)
Installation Qualificationとも言います。据付時に確認を行うもので、注文書どおりのものが納品されていること、設置する環境が装置に適しているかどうかを確認する作業を指し、実施後は報告書を作成する必要があります。 - OQ(稼動性適格性確認)
Operational Qualificationとも言います。機器の性能、機能が仕様を満たしているかどうか確認して、記録します。適切な環境下に設置された機器がその仕様どおり動作する事を確認します。pHメータでは、本体と電極から構成されますが、本体を模擬入力で動作確認を行います。確認後は、報告書を作成する必要があります。 - PQ(稼動時適格性の確認 )
Performance Qualificationとも言います。装置の保守、日常的な装置性能の試験を確認する事を言います。この作業は、日常の使用前に点検が要求される内容であり、pHメータでは、電極を接続して再現性の確認を行います。